英語圏でmiddle schoolになると、どんどん語彙が難しく、よってreadingも高度になっていく。
いくら小学生のときからインターナショナルスクールに通っていても、日本に住んでいて、両親ともに日本人で、家庭内の第一言語が日本語の場合、語彙がなかなか増えていかない。
わがプライベートレッスン生徒もmiddle school生になって、当スクールで一緒に学ぶ語彙は、日本の大学受験生レベルかもしれない。
ひととおりのことでは覚えられないし、ただ丸暗記ではなかなかreadingやwritingで使えるまでにならない。
そこで、ワークブックやPCプログラムなどで、記憶するのにより多くの「ひっかかり」(エピソード)をつけて指導するようにしている。
そしたら先日、fatigue(疲労、be 〜ed 疲れ切る)を知らなかった彼は、「fatty 牛」と言い出した。
「疲れた時は、fatty 牛を食べよう」とか言う。
違う違う、ギュウじゃない。発音は「ファティーグ」だってば。あわてるわたし。
それでもその時間、fatigueが出てくるたびに「fatty牛」、するとそれに被せて、わたしが「ファティーグ」と発音する。
何度繰り返したかな。笑った笑った。そして、ああ、疲れた。