久しぶりにMem Foxのことを書く。
直接、彼女の教授を受けたわけではないが、このMem Foxが我が「リードアラウド」の先生、生みの親と言ってもいい。
絵本を楽しく読むことが、子どものReading力を高める、と絵本のread aloudをしようと、熱く説く著書、『Reading Magic』が最初の出会い。
それから、偶然の出会いやオーストラリア大使館を挟んだ招聘計画(ボツ…)を通して、本や作品や社会への姿勢を知ると同時に、その絵本作品や著書、絵本を読む姿から多くを学び続けている。
昨年度の認定講座では『Ten Little Fingers and Ten Little Toe』を、そして2019年度の第一回は『Hello Baby!』を取り上げる。
私が考える「うまい絵本朗読」がここにある。聴衆に語りかける心と心に届く声の技術。嘘臭さ、偽善臭、表面的なぶりっ子などとは無縁。凛々しい、ハンサムな、それでいてあったかい。そんな風な人柄を(たとえそれがフィクションであろうが)思わせる語りが素晴らしい。
パフォーミングアーツの先生から絵本作家になったというバックグラウンドが、強みだ。ぜひ参考に、皆さんも。