絵本リードアラウド認定講師講座第7回報告:その2〜リードアラウド研究会

リードアラウド認定講座の自慢のひとつは、粒ぞろいな参加者。もともとりっぱな「粒」のみなさんが忙しい時間をさいて集まって下さっているのだ。講座の3時間を意味のあるものにしなければならないと、毎回身が引き締まる思いで立っている。

そんなみなさんが互いに講評しあう、そういった時間は、他ではなかなかないはずだ。そしてそれは、とても重要で貴重な時間だ。

ということで先日の、第7回。『Little Gorilla』の朗読の講評、みなさん同士の講評は一応時間を作れたが、わたしが付け加えたかった修正点、改善点は時間切れで尻切れとんぼ。思い出す限りここに挙げてみたい。

・「序」の部分。家族紹介を兼ねている場面である。ママの愛、パパの愛、たっぷりとそして両者の違いを出したい。「祖父母」はまとめてセットにし、落ち着いた感じ、または猫可愛いがりのような、祖父母らしい愛で。「叔父叔母」はちょっと気楽な愛か。こうした少なくとも4種の違ったニュアンスの「…loves him」にしてみよう。あたかも作曲をする調子で、高低とリズム、rateなどを考え、楽しい変化をつける。

・「only one day old」ではどこが驚きなのか。ONEだろう。この一語をフレーズのなかで強調する。

・「破」の頭、「Pink butterfly」はそれまでと異次元感を出すようにと、演習もしたのでかなりよくなった。しかし、自分が「このくらいか」と思う度合いより、いつももっと大きく変化をつけること。そうすることで、空間がずっと広がり聞き手が空想しやすくなる。色のイメージを自分でも頭に浮かべて、その間合いは自分の頭のなかの「絵」に合わせたらいい。規則的でない、ランダムな間があくといい。

・様々な動物が、個性的に登場する場面。何の動物なのか、動物名はクリアにcrispに。へんに粘りっこいアクセントやイントネーションをつけないで、子どもたちの耳にわかりやすく。動物名が浮き立つように、名を挙げた後、少しの間をとるのも効果的だろう。

・「急」に入る直前、「Then one day…」は、口頭でも説明したように、変化が訪れる予感をさせる大切な文。then のpitchを際立たせ、余韻を含んだ喉の奥から出す声でone dayを続ける。

・「急」、little gorillarがgrowする場面だ。この繰り返されるgrowは、速度や間隔を変えたいが、あざとい感じはいけない。ベテランは、特に注意!ナレーターがサーカスの興行師のように、「さあさ、みなさん。このゴリラ、どんどん、どんどん、大きくなりますよ、さあご喝采!」なんて感じで言ったら、違和感を感じる。素直な無垢な驚き。「えっ、おっきくなって、さらにおっきくなって…ええええー、おっきくおっきくなって、うわっ、こんなに!」と読者と一緒に驚く。

・そして最後の一文。本書のテーマを考えてみよう。するとおのずと強調する語が浮かび上がる。浮かび上がったら、強調が他に分散しないように、強調する一語に気持ちを集中させて一気に読む。Everybody still loved him…余韻を残しておしまい。