朗読、指導にも有効な「序破急」を学ぶ~リードアラウド研究会

まったく関係のないと思われる分野のひとたちが語る、それぞれの分野での極意に、共通点をみることがある。

英語のプロ向けのリードアラウド・ワークショップでは、英語絵本の朗読と指導法の、いわば、極意を学ぶが、そのひとつは「序破急」。

室町時代に能を確立した世阿弥が芸道一般に通ずること、と書いた三部構成の様式だ。

先日、意外な人物もこの序破急について語っているのを知った。

…意外や意外。
自分の名字をとった会社名のTV通販大手の前社長。

そう、あの
「2万円!」
「今なら送料無料で、○○もついてくる」
など、たたみかけてくる、ちょっとうるさい(かも知れない)売り方を極めて成長した会社の創業者。

その創業者、
「商品の魅力を伝えるためには一体何を磨けばいいのかを、ただただ考えてきた」という。

「ぼくがやってきたのは、世阿弥のいう『序破急』」などと気づいたそうだ。

そこで大切なのは、
・声の出し方
・間の取り方
・つかみ
とも。

これ、リードアラウドのこつと同じなのである。

英語絵本の魅力を、英語の初級者にどう伝えるのか。
わたしも、何を磨けばいいのか自分なりに考え続けて、はたと膝を打ったのが序破急だった。

読み方の序破急もあるが、本年度のワークショップでは、特に子どもたちを指導するときの序破急を、ワークショップ受講者のみなさんそれぞれの身体にしみ込ませてもらおうと思う。

参考映像
(発声に関しては、参考にならないかも。急にピッチが上がって、それがミドルボイスではない、苦し気な声できき辛い。
だが、言うべきことの出し方、明瞭さ、テンポ。確かにうまい!)