「徹子の部屋」に学ぶ〜リードアラウド研究会

とんとTVとはご無沙汰しているが、特別番組として夜におりてきた「徹子の部屋」を見た。

滑舌は本人ももどかしそうだったが、そのほかはインタビューアとして実にお見事。
丁寧さ、知識、個性的な質問…。

でもこの日の「部屋」で、圧巻は明石家さんまさんとのふたりトーク。
それから、その後合流した所ジョージさんを交えての3人トーク。

徹子さんの役目が、さんまさんのトークで変わる。
すっかりいじられ役だ。

さんまさんトークでの気づき:

・いじりたい部分(みんなと笑えそうな部分)にくると反射的に笑い、みんなに「つぼはココだ」と分かるように、笑い声が長かったり、特色ある笑い声だったりする。

ユーモアに通じるところを本能的に察知する。
それを、他の一般人に知らせるサインを出す。

・面白い場面、語句、会話など、繰り返してみんなに知らせる。

繰り返しが、しつっこさの一歩手前。子どもにもわかるところまで、繰り返す。

相手がスルーしてしまったところを指摘して、みんなの立場でいじる。ストップがかかって、話が上滑りになるのを防ぐ。

・さらっと繕わず本音を言って、自分が「聖人」でも「優等生」だとも思わせようとしない。

徹子さんが「前妻のことを頻繁に話題にするのは、よりを戻したいという願望があるからじゃない?」と聞いた時、
「うけるからです」。
正直なところ、リラックスしているところが、みんなに伝わり、周囲もリラックスする。

3人トークでの所ジョージさんも、ただものではない。
所さんトークの気づき:

自意識が邪魔をして、「わたしはどうせ余計者」のような感じになってしまいがちな、後で会話に加わる3人目。
卑屈になるか、出しゃばるか。難しい役どころだ。

ひょうひようと、というのが所さんのスタンス。
しばらく見ないうちに、それに加えて、風格というか自信がいい具合についていた。

徹子さん、さんまさんに敬意を示しつつ、媚びない。

ここは、というところで、視線を送ってみんな(聴衆)を取り込む。

存在感も大切。
みかけが、年齢としては個性的で、それもスタイリストに作ってもらったという感じがなく貫禄がある。

そして、最後にいじられ役になったときの徹子さんについて。
徹子さんいじられ役の気づき:

ちょっと頑固なおばあさん、という素(?)のようなキャラを好演。
相手にその頑固さに「お手上げ」と思わせる前に、相手と同調する機転のよさ、タイミングの計らいが素晴らしい。

ひょこっと、昔話(戦前の経験談、戦争があった時代の話)を滑り込ませ、脱線させる。
(絶妙なタイミングでパートナーのさんまさんが、現在に戻した)。
自分の年齢的役目を認識して?または使命感としている。

いこじ、がんこが、強くなりそうな場面で、急に怪しい大阪弁をつかったり、上手く抜く。

自分を自分で客観的にみて、笑う。

こんな3人、リードアラウドは天才的にうまいだろうなあ。
こんなテレビ番組は、面白い。