「大人はどう英語絵本を楽しんでいるか」
に興味を持たれた雑誌記者たちと、絵本で学ぶ「大人英語セミナー」の受講者たちのおしゃべりに同席した。
受講者たちは、それぞれ下は2歳から上は中学生までのお子さんを持つお母さんでもある。
受講のきっかけは、…偉い!
・子どもが少しでも英語に興味を持つように
・いっしょに楽しめそう
直接的きっかけは「子どものため」だが、もう少し記者がつっこむと、これまでに英語、英会話をやろうと思って、挫折した経験などがあった。
・「聞くだけでペラペラに」と宣伝されているある教材セットも買ったが、今は書棚の一隅に…
英語絵本で学び出して、何か効果はでただろうか。
ー指導者としてドキドキな質問、興味津々で聞いた。
・ひとりで練習していたら、子どもが寄ってきて「読んで」と言ったので、読んであげた。
・英語の絵本を読んでいる母を見て、娘が自分の英語の勉強にも力を入れるようになって、成績が上がった(!)
・翻訳本もそろえて、比べながら読んであげた。
・(セミナーの教室で)前に出て読むので、始めはたいへん恥ずかしかったのだが、ちょっとずつ度胸がついてきた。
・子どもが英語の幼稚園で習ってくる日常的な英語が、自分もわかるようになった。
受講生自身は言わなかったが、指導者としての効果も挙げておきたい。
・(発声練習やプレゼン練習もするためか)声により張りが出てきた。
・英語で発話するときに、アイコンタクトを意識し始めた(目をつぶったり、上を見ることなしに話す努力が始まった)。
・フレージングを意識でき、より滑らかで英語らしくなってきた。
・文中の意味に沿った感情を、文に込められるようになったため、聞いていて楽しい読みに。
・英語が表情豊かになった(Fluent readingに近づいた)。
・文中で学んだ語彙や言い回しを、自由会話に入れるようになった。
・言いたいことを英語で言いやすくなってきた(意識も、語彙的にも)
指導者として、特にこの大人セミナーでは気をつけていることもある。
・受講者が大人で礼儀正しいため、たとえ「つまらない」「あきた」「役にたたなそう」などの感情があっても、指導者には分かりにくい。
そこで、そんな感情のちょっとでも見逃さないよう、また、そういう感情を持たれない内容にするようつとめる。
・絵本で学んでいるが、受講者の最終目標は「英語ができるように」「英語会話ができるように」なので、そのためにもなる内容にすること。