読ませるときのリンキングについて【その2】〜キッズブックス英語スクール

リンキングが起こる場合
(1)
語尾が
t
d
k
l
n
r
になる単語に、母音がつく場合
(例)
front of(fronto f:フロンタブ), lot of(loto f:ラタブ)、cut out(カッタウト)
good afternoon(goodaft Noon:グフタヌーン), kind of(kindof:カインダブ),
need it(needit:ニーディット)
pick up(pickup:ピカップ), talk about(talkabout: トーカバウト)
tell us(telus: テーラス)
as soon as(assoon)(アズスーナズ)
line of(lineo f:ラインノブ)
far away(fara way:ファーラウェイ)

(2)
単語の語尾が子音+youの場合
thank you(キュー)
like you

want you (チュー)
get you

would you(ジュー)
need you
did you

keep you(ピュー)
hope you

catch you(チュー)
fetch you

banish you(シュー)

if you(イフュー)

beautiful lady(ビューティフーレイディ)

など

わかりやすいビデオ。

英文を読ませるときのリンキングについて【その1】〜キッズブックス英語スクール

スクールでは、「ミニブックス」を一冊ずつ、ひとりひとりのペースで読んでくることが宿題になっている。

Clever Critters ( Now I'm Reading!: Level 1 )

Clifford's Phonics Fun Box Set #1

そして、レッスンのときに、家庭での練習の成果を披露する。
Fluentに読めたら「合格シール」がもらえ、新しい本に進むことができる。

みんな驚くほどきちんと読んでくるので、
「いっしょにちょっと速く読んでみようか」
「くっつける言葉はくっつけて読んでみようか」
という、ふたつのおさらいだけで、合格になることも多い。

ところで、このふたつ、いったいなにを指導しているか。
英語学的に言うと、「linking(リンキング)」と呼ばれる、英文中のふたつの単語が連結して発音が変わる現象のことだ。
非常にゆっくり読む場合には起こらないが、英語圏の自然な速さ(日本人には速いと感じる)で読んだり言ったりする場合には、必ず起こる。
これに則って読もうよと指導しているのだ。

リンキングを学ぶことは、非常に大切だと思う。
それは英語を苦学した自分の経験に基づく、英語指導の信念のひとつでもある。
高校卒業後、英語圏で英語の補習を受けたときに、しょっぱなに教えられたのがこのリンキング。
卒業までさぼらずに英語の勉強をしてきたつもりだったが、日本の高校ではまったく習わなかったことだった。

この発音の変化現象を知っているのと知らないのでは、第一に聞き取りの力(リスニング)が違ってくる。
初めてリスニングのテープを聞いたとき
「わからな〜い!」
とわたしはパニックになった。
似たような経験がある人もいるだろう。
英文が衝撃的に全然違って聞こえたのは、リンキングのせいだったと、いまでは思う。

そこで、だ。
スクールでは、わたしのように苦学して遠回りするようなことはさせない!

  1. 英語圏のナチュラルスピードで
  2. リンキングさせて

読むよう積極的に指導している。
こうしていれば、最初に聞き取りが、次に読み方、話し方が、自然になってくるはずだ。

(リンキングの例や約束について→つづく

キッズブックス英語スクール 絵本リードアラウドコース(体験レッスン)
キッズブックス英語スクール体験レッスン

リードアラウドの先生が「五月蝿い(うるさい)」わけ〜キッズブックス英語スクール

 

言葉を学ぶのに大切な力は、読解力。

読解力は生活力にもつながる。

 

ならば、英語も読解力、reading comprehension が重要だ。

 

科学的な研究で、reading comprehensionとfluency(表現ある流暢な音読)に正の相関(どちらも一緒の方向に変化すること)が認められた。

 

つまり、読解が深まるほど、表現が立ち上がるような流暢な読み方になる。

逆に、読み方がたどたどしいのは、読んでいる文の内容が分かっていないことを示している。

 

comprehension (読解力)  ⇄  fluency(流暢な読み)

というわけだ。

 

そこで、読解力を高めるには、fluencyを育てればよい。

 

その方法は?

 

1. repeated reading:なんども読むこと

2. assisted reading:表現豊かでfluentな読みを手本にしながら読むこと

 

この二つの有効性は、英語圏で科学的に検証されているから、信じてもよいだろう。

 

そこでリードアラウドだが、

・・・・・・今までどおり。

「五月蝿い(うるさい)」先生たちが、あーでもないこーでもないとツッコミを入れて、皆さんに何度も読んでいただき、「ええっ〜」というような表現でお手本の読みをさせていただき、躊躇する皆さんにもマネしていただきます。

 

科学的に英語を指導する:TPRって?~リードアラウド研究会

指導法でTPRというのがある。

ん?

TRFはダンスユニットだが、TPRとは?

 

Total Physical Responseの略で、

英語を第二言語として指導するアプローチ、

Comprehension Approach

の方法のひとつ。

 

簡単に言うと、TPRとは、

指示を出しそれに生徒を従わせることで(follow the directions)、comprehensionとlisteningの力を伸ばす方法

だと知った。

 

というか、これまでリードアラウド指導中の要所要所で取り入れていた、

follow the directionsのレッスンやアクティビティは、

子どもたちに英文理解力とリスニング力をつけていたのだと、改めて認識した次第。

 

このTPR、指示をしたりさせたりなので、動詞が中心になる。

 

子どもたちは、実際にとるべき動作を推測することになり、それによって予測的文法が身につく—と、第二言語学習研究では検証されているという。

 

このTPRで指導していると、リスニングに関してはどうやら普通の授業の3倍ほど効果があるらしい。

そうであると、「科学的に」検証されているらしいので、信じようと思う。

 

おまけに、文法性の判断力も高まることもわかったという。

 

これまでに、スクールで起こっていたこと

(リスニング力が高い子、特別に教えていないうちに文の構造がだいたい頭に入っている子の出現など)の、説明がついて、ちょっとすっきり。

 

英語の(3-12歳程度の)初級者が、

絵本を読むこと、

指示を英語で受けてそのタスクを実際に実行すること、

これら、comprehension approachが、

英語習得に必須な「インプットを増やす」学習になっている。

 

素晴らしい、おまけもある。

 

「こうしたインプットの蓄積が、あるとき、他の技能にも転移する」。

 

つまり、speakingやwritingまで上達する!ってことだ。

 

実に心強い。

こうした心強い科学的な裏付けを知って改めて、リードアラウドによる指導を、自信をもってやっていこうと思う。