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一冊の絵本を45分のオンラインレッスン2-3回で、リードアラウドしていくと、どのくらい英語の力がつくのか。
先日、二回目のレッスンだった四歳児。
まずは、テキスト絵本の『I Went Walking』をひとりで読んでもらった。
四週間前の体験レッスンから一番の変化は、読んでいる箇所をもらさず指で追えたこと。
すっかり、癖になった。
これで、文字と音読が、だんだん一致してくるだろう。
次に素晴らしかったのは、ニコニコ嬉しそうにページを繰ってくれたこと。
もしかしたら、これが一番かもしれない。
いやいや、ママに言われてやっているなんていう雰囲気は、これっぽっちもない。
読むことが楽しさと結びついているようだ。
何度も練習したことがうかがえる読み方だった。
成果に驚き、賞賛を送った。
ひとつ、興味深い発見をした。
全文を読むことができた中で、ふたりの会話で成り立っているという意識がなくなっていたこと。
『I Went Walking』は、子どもと大人(家族)の会話だけで本文ができている。
前回の体験レッスンでは、ママとの読み合いを挟んだ。
今回のレッスンまでに全部読めるよう、たくさん練習したのだろう。
読み方が「立板に水」になっていた。
「立て板に水」とは、読み下せるということ
それはそれで素晴らしい到達点だ
だけど、リードアラウドではその先、物語としての面白さなどが表現されているかどうか、つまり内容理解までを目指す。
そこで、今回は、読解に伴った表現を加えることを、主な目標とした。
まず、交互に話すという会話文になっていることを、指導者と読み合うことで体感してもらう。
このときに、お互いの声の大きさや語りの緩急も調整できる。
自習では、コミュニケーションの意識が抜けがちになる。
声が小さめで、滑舌はゆるく、なんとなく崩れて速くなりがちだ。
役を分けて語り合うように読むうちに、小さかった声を大きくさせることに成功!
さらに、「主人公が特に言いたいことはなんだろう?」と考えさせる。
見つたキーワードやキーフレーズを、特に強く言うこともできるようになった!
(つづく)