小2の国語で『 スイミー』なら『 Swimmy』は何年生に?〜キッズブックス英語スクール

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「英語絵本」というと幼児の親御さんが強く興味を示す今日この頃。

でも絵本といっても日本語になると、幼児用だけでなく、小学生の国語に採用されるものも数多い。

たとえば『Swimmy』は、小学2年生の国語の教科書に『スイミー』として載っていてとても有名だ。

絵本でも、たとえばこの本は、小学2年生の読解力を深めるのにちょうどいいということで選ばれたはずだ。

そして、絵本には深く考えさせる要素をもった、名作が多いことの一例でもある。

そこで大人は、なんとなく「絵本」というものの対象年齢は意外と幅があることを感じている。

 

ところが……

「英語絵本」と聞いたらどうだろう?

反射的に『Brown Bear Brown Bear〜』や『The Very Hungry Caterpillar』を頭に浮かべて、「赤ちゃんのもの」と思ったりしていないだろうか。

 

違います!

 

英語圏で出版された絵本には、「infant (幼児)」から9歳程度まで、およその年齢ターゲットが設けられている。

「英語絵本の英語って、意外と難しいですね」と声をかけられることがあるが、それはそうなのだ。

英語圏の小学生5,6年生が教科書に使うくらい、語彙も言い回しもsophyisticate されているものも、たくさんあるのである。

 

また、日本の「国語」にあたる英語圏の学校の「英語」あるいは「Reading」の授業では、学年に合わせて選ばれた名作絵本を特別に合冊した、分厚い本を教科書にすることも多い。

また同じ本、たとえば『The Giving Tree』などは2〜6年生と幅の広い学年で、それぞれの精神年齢に応じた問いかけを用意して、「教科書」に使われたりする。

 

ところが日本で「英語絵本」のイベントというと、たとえば『Swimmy』を読もう、と告知して集まるのは、多くは未就学児とその親御さんなのだ。

この本は、英語ネイティブなら小学2年生程度、そうでない普通の日本の子どもなら、小学6年生くらいまでと幅広く読んでみたい。

もしかしたら、中学1年の夏休み「英語読書」にも簡単すぎることなく、いいかもしれない。

 

良い絵本の特徴として、年齢いろいろ「それなり」の理解で楽しめる、という資質が備わっているので、未就学児を前に『Swimmy』だってリードアラウドするが、少々の「欲求不満」はある。

ここで叫びたい。

「小学生!英語絵本を一緒に読もうよ!!」

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