コロナ禍以前には、頻繁に行った「シアターゲーム」を応用した英語指導や、たまに開催したその指導方法のワークショップ。
濃厚接触の忌避などもあって、ご無沙汰していた。
それへの興味が、一昨年、公立小学校での「外国語指導」に、助っ人として参加している間に、再び蘇った。
たまにいただいた担当する「外国語」の授業に、助っ人としての気楽さゆえに、「遊び」の要素を入れてみた。
そうするうちに、こんなことに気づいた。
・人は「遊び」のときに、よく学ぶ。
・「遊び」のときは、それまで暗い表情だった子どもも明るくなる。
・「遊び」のなかに「学び」、つまり勉強の要素も入れられる。
・学校の授業には「遊び」が少なく、面白くない。
人は遊んでいるときに、解放される。
解放されると、新しいことが身体に入ってくる。本来の自由な心の動きが現れる。
そこにとっくの昔に目をつけた、シアターゲームの祖、Viola Spolin
は天才だ。
もともとは、俳優の演技演習に考案されたり、収集された、このあまたの「ゲーム」が、英語圏の教育現場での効果をみせたのだ。
ところで、アメリカで20世紀中頃から盛んになってきた、シアターゲーム(Improvisationとも呼ぶ)だが、もともと英語で「遊ぶ」ものだ。
なので、英語で行うのがいちばんすっきりする。
そこも、わたしの着目点だった。
多くの日本人の英語学習者にあるが、英語習得上は必要ないことが、間違えることを恥じる心やら、劣等感、気兼ねなど。
シアターゲームが得意とする「心の解放」は、それらからわたしたちを解き放つこと。
そして、うまいことに、このゲームは、もともと英語で進行されている。
このふたつがあるなら、シアターゲームを「リードアラウド」を使った英語指導に使える!
コロナ禍を経て、再び、シアターゲームを使った英語指導を考えていく。