現在の書籍では、たいてい著者がなくなって70年たったものは、public domainとなって、いくつかのサイトから自由に無料で読むことができる。
そうしたpublic domainの本を朗読したものを一般公開しているサイトがある。
そのなかのひとつ、LibriVox:
で、いくつか朗読を聞いた。
例えば、Dr. Dolittle
https://librivox.org/the-story-of-doctor-dolittle-by-hugh-lofting/
読み手は全員ボランティア。
public domainの本を朗読した音声を送れば、簡単な審査ですぐにでも誰のでもアップしてくれるようだ。
「だれでも」ということなので、当たり前だろうが、玉石混交。
なかなかリードアラウドしているみなさんのお手本になるようなものには、ぶつからなかった。
日本人が日本語を朗読して、それが表現と言えるレベルまで達しているわけではぜんぜんないのと同様だ。
英語はほぼ正確だが、調子がそぐわない、平坦、イメージがあわない、などどうもピンとこない。
それでもMother Gooseの朗読でいくつか、まあまあと思うものも。
doramatic readingと称する朗読だが、readers’ theaterと同じことをしているグループのものだ。
ちょうどわたしたち程度?
の仕上がりか。
アンデルセンは好きなので、これらの朗読もいくつか聞いた。
H.C.Andersen Fairy Tale Collection
https://librivox.org/hans-christian-andersen-fairy-tale-collection-by-hans-christian-andersen/
たくさんのあるなかで、「Ezwa」とクレジットされた朗読者のものは、悪くなかった。
ということで、なにを思ったかと言うと、
わたしたちもやっちゃえば?
である。
Mother Gooseはすでにpublic domainだ。となれば、『Three Little Kittens』は録音して発表するのはOK。
児童文学ではこんなものがpublic domainだ。
ちなみに、日本語の本の朗読も提供できる。
今の所、芥川龍之介作品と小川未明作品があるが、ぜんぶ同じ朗読者(男性)。
リードアラウドで培った力を、そして女性の声を発表してみるのもいいのでは。