英語で鳥の名前を挙げていて中学生が、sparrow を知らなかった。
スズメだと聞いて、
「えっ、海賊の船長Jack Sparrow、(この名前は)全然強そうじゃないくない?」と。
まあそれはそうとして、海賊はいかにも強そうだ。
そんな海賊の中の海賊たちが登場する絵本、
『Tough Boris』。
先ごろ、新生ブックハウスカフェで、「小さなお友達」や「大きなお友達」と一緒にリードアラウドをした。
本文は繰り返しもある上、文量は少ないが、文以上に情報を含む絵と相まって、詩情をかもす。
いやでもリードアラウドしたくなる、Mem Fox 作の一冊だ。
文は少なくとも、使われている語彙は洗練されている。
「上級」な形容詞が多い。
この形容詞をそれらしく読んで体得してもらうことに、焦点を絞った。
tough
fearless
massive
scruffy
greedy
scary などなど
一瞬「!」と、会場を唖然とさせるほど迫力あるH先生の表現、インパクトはあったと思う。
どれか一個でも記憶に残ったかな。
これらの表現を皆さんにやってもらって、やっぱり何と言っても、意外性があって可愛らしいのが、「小さいお友達」の表現だった。
金貨の分け前をもらって欲張りっぽく「greedy」と、先生の真似して一心に口を曲げながらいう姿、
そして、
首を切ってしまいそうな恐ろしい海賊に「scary」と金切り声を上げる姿、
いやはや、かわいい。
(大きいお友達も、大変よくできました!)
楽しい時間をどうもありがとう。
(8月は絵本を台本にしてリードアラウドする、リーダーズシアター@ブックハウスカフェ。お楽しみに)