今夏、リードアラウドで英語力を育てた生徒ふたり(小中クラス)の集中英語クラスを受け持った。
もちろん絵本がメイン教材。
絵本とは言え、英文が多い!
ネイティブなら、2~3年生の英語力、内容は高学年も楽しめる上質のユーモア絵本。
主人公の少年のクレヨンたちが、いろいろ少年に言いたいことがあって、ストライキ寸前。
それぞれが苦情を手紙にしたためる。
各ページが、各色のクレヨンで手書きされた手紙、という趣向。
さすが絵本を5年以上リードアラウドしてきたふたりだ。
ひとことも「ウワー無理!」とか、「英語だらけ〜」などという声は挙がらない。
すっと本に目がいくのは、喜ばしい。
さて、この絵本の他にあと1冊、『SpectrumーLanguage Arts G2』というアメリカの文法のワークブック2年生用を使った。
学んだこと。
進度が速かったので、ここに少々メモしておく。
●文法、読解…
nouns(名詞):複数形、規則的なものと不規則的なもの
pronouns(代名詞):I とme。 I + 動詞、 動詞+ me 、動詞の前にくるか後か程度の認識。
これまで見てきた文例の、文法的理解入門。
比較級と最上級:tall-taller-tallestなど、文に合わせて変化させる。
意味の他、-er形は、thanと使われることが多い、という程度の認識。
同義語と反対語:
これまで使ってきた語彙を、これらのカテゴリーで整理。
little、small、tiny がほぼ同じことを意味することなどを認識。
「なんでsmallをlittleって言ったりするの?」といった質問はよくされる。
日本語でも、「小」といったり「ちいさい」といったり「小型」といったりすることを言うと、納得。
疑問文:
What, where, when, which, who, whyで、本文の内容について質問したり、質問にこたえたりした。
Does/Do の疑問文との違いなども。
絵本の内容解釈は、ほぼすべて疑問文と、それへの答えで進めた。
What does he/she/Duncun(主人公名)〜など。
●語彙、writing…
Flash cards(単語帳)に、意味と例文を書かせたので、今後も活用させたい。
読めるか、意味がわかるか、文が作れるか。
チェック点は3点。
Writingは、Journal(日記)で。
書きたいことを尊重して、それを助ける形で書かせた。
直しを入れた文を、清書すると少し長く記憶される。
断片的で文になっていなくても、家庭でも継続して書かせたい。
「だれが」「どうした」というA → B を基本に。
時制などはおおめに見る。