BEAブックエキスポ報告:その1

 Los Angelesは、あいかわらずからっとした空気。ヤカランタが紫の花を咲かせている。ヤカランタという植物は、フジ同様マメ科だがツル性ではなく木で、ソメイヨシノのように葉が出る前に花がいっせいに咲き、実に見事だ。
 となりに、Robert Sabudaが新刊を持ってすわる予定だったが、日本で登場し過ぎで、わたしは少々食傷気味なので、彼のことは待たずに会場へと戻った。

 ブックエキスポは朝9:00開始。間に合うよう、8:30にホテルからシャトルバスに乗った。LAコンベンション・センターには、いつものように巨大なバナーがかかっていて、アメリカ出版界最大の祭りを盛り上げている。
 そうそう、Sabudaといえば、Powell’s Booksの社長Powellさんに、このSabudaの本のことを尋ねられた。パウエルさんはあまりいまどきの子どもの本を知らないので、ときどきわたしがご意見番?になる。あーだこーだとお伝えすると、何やら頭の中が忙しそうになって、大げさに言えば「顔色が変わった」。わたしの話を聞いてから、どうやら買い付けの数字を倍にしたらしい。1000の単位での買い付けだろう。

 今回も200人近い作家たちが、サインやプロモーションにやって来た。第1日目、わたしは自分のリードアラウドの先生だと思っているMem Foxに会いたいと思った。午前中は新作を中心に見ながら会場をまわっていたが、午後は彼女のブースに行くことにした。
 この秋、パウエルズでサブダのPop-up本が売れ残ったら、わたしのせいになってしまうかも……。

Encyclopedia Prehistorica Sharks and Other Sea Monsters: The Definitive Pop-Up
『Encyclopedia Prehistorica Sharks and Other Sea Monsters: The Definitive Pop-Up』

Koala Lou
『Koala Lou』

The Wonderful Wizard of Oz: A Commemorative Pop-up
『The Wonderful Wizard of Oz: A Commemorative Pop-up』

Possum Magic
『Possum Magic』

The Movable Mother Goose (Mother Goose Pop-Up)
『The Movable Mother Goose (Mother Goose Pop-Up)』

そしてリードアラウドに最適な本

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