夏休み英語のお楽しみ〜キッズブックス英語スクール

暑い夏です。

涼しい部屋で、子どもに勉強っぽくなく英語を学ばせたいなあと思った大人のみなさん。

こんなのはいかが。

 

『Where the Wild Things Are』映画。ストリーミングで見られることもあるので、調べて見てください。できれば字幕版で。

本のまま、少し動画にしたもので、読みがとてもよいものが見つかりました。文字は、自分の本で追ってください。

次は、1学期に始めた『Hop on Pup』。二学期も引き続き読みますから、これなど復習と予習によさそうです。

歯擦音(sibilant)にしびれる#2〜リードアラウド研究会

おお!

Scott Walkerがよく比較されて「おそれおおい」と言っていたらしい、先輩、Frank Sinatraの若い頃の歌(いい年になって、ディーン・マーティンあたりとつるんでいた頃のは、真摯な感じがなくなっていて除外)。

この頃はいい。

これまた、美しいsibilant。しびらんと(註:しびれませんか)?

それからもうひとつ、breathのこと。

息継ぎを感じさせない、長いフレーズも一息で歌ってなめらかさを表現した、Sinatraさん。

そのために、若い頃から、たいへんな努力をしたという。

水泳、である。

息継ぎなしで泳ぐとか、その距離を伸ばすとか。一生懸命だったらしい。

後輩Scottは、それを聞き、自分は歩いているときに、たとえば1ブロックを息つぎなしで歩く、などを心がけたという。

歌手になるでもない、一介のリードアラウドの先生ではあるが、表現力は磨きたいものだ。

ワークショップでしたこともある、ストローをくわえての呼吸練習、ストローなしでもいいので、習慣にしませんか。

それから、美しい英語の発音のひとつ、sibilantも味わってみて。

歯擦音(sibilant)にしびれる~リードアラウド研究会

あるシンガー/アーティストに惚れ込んで、ここしばらくその彼のCDを、リードアラウドで鍛えた(?)耳で聞き込んでいて発見した。

一節の終わりというか、一息で歌った節の最後の語の

[s] [z] [ʃ] [ʒ]

の音が、やけにきれいで、耳に残るというか、胸を打つ。

 

たまたまの癖なのか。

彼の音楽に凝ったついでに、評伝も読んでいたら、あった、あった!

 

シンガーとして、息継ぎは決して録音で残さないように徹底させ、反対にsibilantを綺麗に入れることには大変なこだわりがあったという記述が。

 

そうだ、息継ぎがまったく聞こえないのも、これで納得。これも歌を洗練させている。

彼の歌で、彼がこだわった印象的に残る音のことを、sibilant(歯擦音)

と呼ぶ。

これは、不勉強ながら初耳だった。

 

ああでも、その音の澄んだ感じ、真心のような空気と言ったら…。魅了されてしまう。

 

一般的に、sibilantをどう作るかといえば

「舌を使って狭めを作ることによって速い気流を生じさせ、その気流を歯の裏などに当てることによって強い噪音を発するもの」

と、こうwikiには書いてある。

こう言われると、口のなかで舌がもつれそうで、とうてい再現不可能のような気がしてくるが、まあ [s] [z] [ʃ] [ʒ]を作るときの歯と舌の作る音だ、といわれれば、似た音は出せる。

 

ぜひスローな曲で、sibilantのお手本を聞いてみて。

この技術は、朗読でも生かせるものなんだろうか。

 

ちなみに、このシンガー(Scott Walker)が、もう一声をデュエットでかぶせるときには、sibilantを発音するのはリードだけ。声がキーンと綺麗に聞こえるように、ダブらせていないようだ。

プロの仕事、本当に尊敬する。

 

 

夏だ、ライブに行こう!~リードアラウド研究会

 

英語絵本のリードアラウドを、絵本を読んだり読ませたり、英語と本を楽しませるパフォーマンスと考えると指導者には、なんでもいいのだが幅広く生の芸、ライブ会場に足を運ぶことがいい刺激になる。

「ビデオを見ればいい」「臨場感を伝えるレビューを読めばことたりる」「本で学べる」という人もいるが、リアルだけが伝えられるものが絶対にあると思う。

 

リードアラウドの指導者向け講座も、オンラインのレッスンがある。同時に対面しているライブはライブだがネット上であって、生身ではない。

やはりリアル講座にはオンラインでは得られない学びがありました

という感想を、わざわざ遠方から「生」に足を運んでくれた受講生からいただきもする。

 

頻繁でなくても、たまに、特に行き詰まっているときなど、「生」がいい刺激になる。

 

そんな、リードアラウド指導者にオススメのライブ。

どこがどういいのか、といえば…

 

まず、その演者の息遣い、熱量、その周辺の空気を感じられることがある。

ちょっとした戸惑い(のようなもの)や、安堵やときに不安などが目に現れる。言葉の端にあらわれることも。それが、どういうところでだったか。どうしたかったのだろうか。自分の思考が始まったりする。

それから、会場に放出される熱量を感じること。いったいどのくらいなのか。ライブなら、肌に、耳に、目に伝わってくる。

声の強さ、息継ぎ、演者の汗も。

また、姿勢、動きなど、自分の目のカメラで見るから等身大だ。

 

ライブがいい(上手い)と言われる演者のものを経験することは、特に刺激的だ。

舞台に立つと、彼らは最初になにをするのか。

 

「元気かい?」

「ロックするき満々かい?」

「今を楽しんでいる?」

問いかけ、返事をさせる。観客に、参加させるのだ。

観客が消極的なら、もう何度か、返事の声が大きくなるまで声をかける。

どこまで「しつっこく」するのか。

うまい人は、そのぎりぎりの読みがうまい。

また、こういう呼びかけは冒頭だけでなく、途中、ちょうどいい楽曲を挟んで、何度か繰り返される。

 

運びにメリハリをつけるのがうまい。

元気に盛り上げたら、しんみりバラードを挟む。

アップテンポからスローへ、そしてまたアップテンポへ。

観客が長いと感じそうになる頃には、会場に「イエイ、イエイ、エー」や、サビの部分など簡単なフレーズをふって、歌に参加させもう一度、一体感を作る。

 

会場の四方全部を巻き込む努力をしているのにも、感心する。

客席後方にいる観客が静かだと感じると、

「そっちのほう、ノッてるかい?」

「両手をふって答えてよ、ノッてるかい?」

声が届かない観客にも、手を挙げさせたり降らせたり、できることで参加させる。(そういえば、ハーバード大学の倫理学人気教授の5000人規模の公開授業のときにも似ている)

演者自身も体で多くのサインを出す。

リフレーンのところ、ファンキーな音にみんなの体が揺れていると感じたら、高々と指を1本上げて、繰り返しを示す。

方々を指で指す。拳骨にする。広げる。手、指の先まで観客に向けて働かせる。

体を左右だけでなく、上下させる。

しゃがむ。寝転ぶ。右に寄る。左に寄る。

両腕も泳ぐように動く。

こうして、見えにくい席の観客にも、よく見える瞬間がときどき訪れる。

観客は、まるで赤ちゃんだ。

あやされて、退屈ということがなくなる。

 

衣装も、わかりやすい。簡単に言えば、遠くからもわかりやすく、派手だ。

たとえば、先日見たキーボード奏者。

60代には見える「年配」だったが、白髪に映える素敵な貴公子のような帽子と紫のジャケット。

中年にさしかかっている男性リードシンガーは、肌を見せる黒のひらひらブラウス。

ジャズのライブでは、サックス奏者のバンドマスターは金色のスニーカーがcoolだった。

ショービジネスだから、という理由もあるが、先生でも品格を保ちつつも、それなりに「花」が必要と思う。

それは決して過剰なる自意識からくるものではなく、観客(生徒)をより集中させ、先生の元気さ、エネルギーを象徴的に示すことである。

同時に、ちょっとは観客の目を楽しませようというサービス精神か。

 

さあ、屋内派のみなさん。

この夏、またはいつでも、ライブに行ってみよう。

 

 

 

 

Magic School Busシリーズ〜キッズブックス英語スクール

リードアラウドのカリキュラムでも、かなり文が読めるようになってきた小学生中学年以上には、ノンフィクションの絵本も使う。

今週から、Magic School BusシリーズのHuman Bodyを読む。これに先行して前回から読み始めたのが『Parts』。こちらはフィクションだが、テーマは同様にHuman body。

絵本のリードアラウドで、本を読めるようになってきた生徒たちに、ときにノンフィクション系の語彙も学ばせたい。

年相応の語彙として、たとえば「大脳」とか「動脈」とか。山ほどある。

昨年度の高校一年は、『World War II』を、歴史や社会学系の語彙をまなびつつ、歴史的事件などをディスカッションした。

アメリカの大学に入って愕然としたのは、大学生としての英語の語彙の貧弱さだった。

だから、今から生徒たちの読む分野を広げ、語彙を広い分野から身につけさせたい。

さて、本年度。

力がついてきた小学生クラスで、Magic School Busである。

「絵本なんて小さい子の読む本じゃない?」なんて態度が少しでも見えたら、どかんとノンフィクションに挑戦させてみよう。

まだまだ「小さい子」の英語にも追いついていないこと、うすうす知らせ(やる気をくじかない程度に)、ノンフィクションの情報を学ぶ楽しさも示そう。