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先日、おうち英語を実践しているママと幼稚園児に、オンラインで英語絵本リードアラウドを届けた。
読んだのは、リードアラウド入門の定番『I Went Walking』。
4-5歳とのオンラインレッスンでなにが難しいかといえば、子どもをカメラの前にずっと座らせておくことだ。
ところが今回は、理想的だった。
ずっと画面を見ていてくれる。
なんという幸い!
いい子なんだろうなあ。
さて絵本。
ひとりで農場を散歩した子どもが、「いろんな動物に会ったよ」と出会った動物を家族に話すという筋立て。
この本の醍醐味は、動物たちみんなが子どものあとについて歩いたという、幼児にとって大興奮の顛末だ。
繰り返される「I went walking.」を、嬉しさがどんどん大きくなっていくように読もうね」とリードアラウドらしく指導する。
この日が初対面、おまけにオンラインで、どこまで乗ってくれるか。
少し心配はあったが……。
「動物たちが付いてきたらどう思う?」「嬉しい?」「どのくらい嬉しい?」と会話を重ねていく。
「うんと嬉しい」「もっと嬉しい」などの答えをもらえるようになったところで、「うんと嬉しい」感情を英語に乗せてもらう。
そしたら……この4歳、うまい。
ママにもやってもらうが、大人は悲しいかな、なかなか感情を英語に乗せられない。
それを4歳児が、なんともいえない……誇らしげというか、半ばママを心配するような複雑な表情で見る。
続けてどんどん表現を指導すると、うまいもんだ。
うまいから「うまい」と感心すると、さらに顔が輝いていった。
それにしても、親というものは偉い。
子どもに「負かされた」感があるのに、それが嬉しい。
ママの顔も輝いていた。