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赤ちゃんが産まれて、「ようし、できるだけ『バイリンガル』に育てよう!」と、思っている家庭は、わたしが30 年以上前に思ったときよりも、かなりの数、増加しているだろう。
それに、今はインターネットの発達で、以前よりもずっとずっとやりようが増えた。
ネット情報は、溢れるほどある。
ちらちら見てみると、かなり多くが自分の周辺での経験や見聞きからの情報が多い気がする。
また、たいていの塾の案内の場合、わかりやすくすることと、「ウチのやりかたが一番」と豪語しなければいけないような宿命があって、裏づけなく「こうだ」と言い切っているが、それは非科学的だろう。
教育で、「絶対」はない。
わたしの場合、一時研究職につこうと、科学的な考え方を学んだ時期があって、「だまされないぞ」という気持ちが強かった。
英語を学ばせるのに、ぜったいこれ、これ一本、という方法はない。
子どもの個性や、何かの偶然もある。ただわかるのは、「絶対これ」「これだけでいい」というのはウソ。
だから「聞くだけでペラペラ」とか言っているのは、信じないほうがいい。
信じるべきは、ここ20〜30年で発達した、第二言語習得論(学)という学問の研究かなと思う。また、並行して、発達心理学というのも、関係してくる。
これらから考えて、子どもの英語で言えることは、「英語は楽しい」と思わせるのが大切だということ。
おうちで、「お勉強」にして、おかあさんやおとうさんが、一心不乱になって子どもに「怖い」とか思われたら逆効果だ(経験あり)
家で楽しめる英語の学び方のひとつが、英語絵本だろう。
いっしょに英語を学び直し、自分たちの子どもの頃は見る機会がなかった英語絵本を改めて、我が子と見て楽しむ。
まずは、それが科学的にも認められている、英語の「はじめの一歩」だ。
そのうち、「この絵本は、実はどんなことを表現しようとしているのか」「テーマは?」「なにか文化的背景があるのか」など、大人の頭で興味をもったら、絵本に造詣が深い指導者が主催するイベントやレッスンをとってみると、新しい興味が広がる。
おとうさん、おかあさんが、好奇心を持って読む絵本を、子どもは真似して読むようになる、という「実験」と、親の本への興味と子どものそれは正の相関があるという「結果」もある。
さあ、今日も英語絵本を!
【英語絵本リードアラウドイベント】
(奇数月、第3日曜日、11:00)神保町、ブックハウスカフェ「赤ちゃんと英語絵本」
(偶数月、第3日曜日、11:00) 同 「Let’s Read Aloud!」
(毎月第一日曜日、11:30)葛飾区金町「カナマチぷらっと」英語絵本を楽しもう