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朝日カルチャーセンター新宿教室での「声に出して読む英語絵本」も、開講から5年余り。一期全6回(1回90分)のレッスンで、テキスト絵本二冊というスタイル。今期もめでたく開講できた。
テキスト絵本の一冊は、文字の少ない絵本(今期は『Rosie’s Walk』)。作者が吟味した言葉は、ときにそのひとつにも微妙な感情がある。その感情が聞く人に伝わるよう朗読してほしい本を選んでいる。
もう一冊は、英語圏の小学5、6年生の国語にありそうな、文字が多めで文学性の高い絵本(今期は八島太郎の『Crow Boy』)。意味の流れや文調を表現できるように読んでほしい絵本を選んでいる。
レッスンのたびに驚くのは、ひとりひとりの表現について「あーだこーだ」と、難しい注文を講師のわたしが出しても、受講のみなさんが(多少、苦労はあるだろうが)必ず応えるくれること。そして、とても晴れやかな表情をしてくれること。
そして、これはちょっとした自慢だが、何期か続けている受講生は、耳がとてもよくなって、仲間の朗読にそれなりにとても建設的な「あーだこーだ」を、言えるようになってくること。
みんなで表現を磨き合う、それも英語絵本の朗読というニッチなところで行っていることで、なんだか同志のような気持ちになる。