第4回目の認定講師講座の後半では課題書『A Book of Sleep』を、親がわが子にどう読んだらいいか、を指導する方法を演習した。
英語絵本を読んであげようという幼児の親たちは、30歳代が平均的で、子どもの英語教育に興味がある。都市部では、かなり熱心で英語教育や絵本に詳しい人も少なくない。そして、親自身もかなり英語ができる場合が増えてきた。
そういった人たちに「ご指南」する場合に、心がけることがある。
英語教室の生徒のように、頭から「教えてやろう」とした態度に出ないこと。英語ネイティブだったり英語で仕事をしているプロのこともあるので、リードアラウド指導者であってその外では知らないことがたくさんあると自覚したい。
英語はできるが、「子どもに英語で絵本を読むのはどうしたらいいか」が知りたくて来ていらっしゃるのである。
ふと模擬指導中に、子どもの生徒向けの口調になったりがすることもあったが、注意したい。
わざわざリードアラウドに足を運んだ「よくある理由」は、「子どもが聞いてくれない」というもの。これに対する答えを用意しておきたい。
リードアラウドの真髄「豊かな表現」で子どもを引きつける、それを実体験してもらうおすすめの方法が、word ballゲーム。
この演習は、認定講師自身の表現演習も兼ねている。自分がどうより深い表現を、自分の内から引き出したか、その感覚を覚えておこう。