昨晩は、ひょんなことから、木場にあるコミュニティ・ラジオの教育ラジオ番組に出演。
期待された役割は、「英語で読書を!」の伝道師?
問われるままに、読書へ子どもを誘うと私が信じ作り出した、リードアラウドと、その先に見ているものを語った。
その後、気づいた。
近頃、ブログに読書の大切さを、改めて書いていない…。
収録した番組の録音が、そのうちネット上にアップされるだろうが、
その前に、
英語で読書を!
について最近、思っていることを書こう。
母語なら、その言語を使っている人たちに囲まれて密に言語と接しているので、義務教育とセットで、ある程度できるようになる。
たいていの日本人にとって第二言語である英語は、母語と比べて密度が格段と落ち、義務教育だけでは「できる」ところまでたどり着けない。
読書は、その密度をかなり補ってくれるものだ。
私が唱えるのは、その読書に
声に出して、表現豊かに読む、読み合う
こと、リードアラウドを組み込もうということ。
このリードアラウドは、幼児期から小学生、中学生…と続けていくことで、
スピーキング、リスニング、リーディング(comprehension)の練習になる。
特に、「豊かな表現」またはreading fluencyを目標にしたこの独自の読み方は、
フォニックスなどで単語の読み下しはできるが、文の内容にまで気がまわらない最近の「英語ができる子ども」に、
読解力をつける橋渡しをする。
書いてあることが、わかること。
物語を完全ではなくとも、
読書を(勉強ではなく)楽しめるのに必要と言われる75%以上の理解へ。
そこまでの道先案内はリードアラウドが担ってくれる
と、思い始めた2003年から15年が過ぎようとしている今日も、信じている。