今朝、6月14日。父の誕生日の翌朝、父のことをこの記事で思い出した。
(天声人語から)
手塚治虫は幼いころ、母親から漫画の本を読んでもらっていた。親が子に読み聞かせをするのが今ほど一般的でなかった時代である。
しかも、その読みっぷりが傑作で、登場人物の声色を使い分け、面白おかしく演じてくれた
そう、わが父もわたしが幼い頃、たまの休みになんだか面白おかしく本だったか、まんがだったか(手塚治虫の大ファン)を演じながら読んでくれたっけ。
絶品は、動物のまね。
その動物になって(しゃべるはずないのに)しゃべる。
東北の訛りを直すために、東京で医大に通いながら演劇活動をしただけある。
東北訛りもない「東京弁」での熱き語り。
「おとうさんにとって、東京の言葉は君が英語を学ぶくらい難しかったんだよ」
父の「第二言語」による読み聞かせ。
リードアラウドの源泉かも。