NYの元気な独立系書店を歩いた。
カフェの天井から本。壁はトルストイ(だったかな?)
ここSoHoにあるMcNamally Jackson Booksで、経営者のSarahさんにいろいろ話を聞いた。
そのなかで、「書店がカフェを併設することについて、どう思うか」と質問した時のこと。
「……んんん」
と、かなり沈黙。
この間合い、「アメリカ人らしくない」と思ったのだが、案の定、彼女は「元外国人」と自己紹介。
カナダ出身だ。
沈黙後、非常に注意深く、カフェに経営上の救いを求める書店に配慮してのことではないかと思うのだが、言葉を選んで話し始めた。
「うちのカフェ、あの入り口に配したカフェですが、本のお客様を迎える挨拶として、あってもいいのではないかと思っています」
courtesy.
「Pureに本を扱いたい」と公言し、それでビジネスを成り立たせている自負のある彼女。
その彼女の、精一杯の譲歩だろうが、とても思慮深い答えが印象的だった。