「潜在力に投資しよう」

久しぶりの日本の新聞。
著名人に「仕事力」をテーマにインタビューするコラム、求人欄内にあるものだが、愛読しているコラムを今朝読んだ。

語るのは、博学で有名な作家の荒俣宏さん。
「潜在力に投資しよう」の4回目の今日は、「パイを食い合わずに」と副題がついている。

これまでは、「今どんな能力を備えているべきか、求められている人材とは、など企業に歓迎されるひな型に向けて努力をしてきた」。
それらを「親たちは信じ込み、子どもにもどの『ひな型』を求めてきたのではないか」。
(このことを、「パイの食い合い」と表現した)

これが、人生をつまらくしてしまうのではないかと作家はいう。
でも今や「長い人生を豊かに働く、新たな考え方にシフトする時代が来たと思う」。
(同じパイではないものを、悠々と食べればいい?)

だから、今、世間の親が子に必要だと浮き足立っていることは、もしかしたら「ひな型」にはめるために必要なこと、実はその子の人生を豊かにするものではないかもしれない。

翻って、英語での読書、その初歩段階とも考えられる英語絵本のリードアラウドで培っている力は、「道楽」と思う人がいたり、「遠回り」と思う人がいるかもしれない。
しかし、「体験の点と点が、自分の中でつながり面になった時に、力を出せる」との作家の言葉に、わたしは深く頷くのであった。

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