大島英美のBLOG

  • スクール・英語教室
  • 親子でリードアラウド仕上げ!発表会~キッズブックス英語スクール

    3月11日はスクールの年度末の発表会。

    これが、実はリードアラウドを使った英語学習のキモ。
    いい「しかけ」なのだ。

    ・英語習得に大切な反復練習を、自然にやらせることができる

    ・発表(プレゼンテーション)というものを学ばせられる

    ・家庭と学習内容が共有できる

    大きなところでは、こんないいことが出来る機会だ。

    この発表会で、特に心がけているのは、マイナス要因を作らないこと。

    たとえば、「失敗した」など恥の記憶。

    「無理矢理やらされた」など強制的だったという記憶。

    だから、こんなこと、あんなことがあっても、わたしたち指導陣は「→」こう考えている。

    ・読むところを間違えた!

    ありがと、そこも読んでくれたのね。
    大勢の声のほうが、強くなっていいね。

    ・読むところで読み忘れ…

    先生といっしょに読むために待っていてくれたんだね。

    ・読み方、分からなくなった…

    「でしゃばり」先生の出番を作ってくれてありがと!

    発表会の練習は、スクールでもいつもよりも親密な時間になり、わたしたち指導陣には楽しみの時間でもある。

    家庭でも、みなさんが同じ本を読み合う、いつもとはちょっと違う、家族のお楽しみ時間になっていると、本当に嬉しい。


    (12月の発表会の様子)

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  • リードアラウドいろいろ
  • 郷ひろみとエルビス・プレスリー〜リードアラウド研究会

    リードアラウドでは、声の出し方、発声も大切にしている。
    口先ではなく、奥の方から出す練習をする。

    簡単そうでいてなかなか、コツがつかめない時期もある。

    口先の声と、喉の奥の声の違い、こんな感じ。

    口先の代表:

    (ご本人の名誉のため、これは70年代の声)

    喉の奥からの声の代表:

    (不覚にも、聞き惚れてしまった…)

    口先ではないところのどこで発声するのか。
    簡単な練習が、あくび卵発声練習。

    ワークショップ、認定講座でもやるあれです。
    想像上のゆで卵を、大きな口をあけて飲み込みながら「アー」と発声し、ゆっくりとそれをへそ下三寸のあたりまで送り込む。
    空気の塊を飲み込みながら、声を出す感じ。

    エルビスは、まさにそんな声で、おまけに変化に富んだ表現豊かな歌いっぷり。

    好き嫌いは別にして、上手さにびっくり。

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  • スクール・英語教室
  • 英語秀才の読み(朗読)の磨き方~リードアラウド研究会

    リードアラウド、もしくは「声に出して読む英語絵本」と称してワークショップカルチャーセンターの講座を受け持ち、大人のみなさん、それも「英語秀才」たちに接する機会が多い。

    幅はあるが、英語検定だったら2級以上、ひょっとすると1級の人もまじっているかもしれない。

    学生時代に、しっかり英語の勉強をしたみなさんが、どうも「もっと」を目指して集まって下さるようだ。

    そういったみなさんに、

    英語を母語としない子どもたちをも飽きさせない、そしてそれなりに内容をわからせる英語絵本の読み方を、畏れ多くも、指南するのがわたしの役目である。

    そこで、これまでにかなりの数のみなさんに接してきて、ある「発見」がある。

                    ↓

    みなさんの読み方には、ある共通点があること。

    そしてその共通点とは…

                    ↓

    Vocal varietyを磨くだけで見違える程、上手になる!

    ということ。

    たいていの場合、自己流の読み方をしてもらうとこんなだ。

                    ↓

    ・pitch(音の高低)はほぼ平坦

    ・tone(調子)にほとんど変わらす一定

    ・volume(大きさ)は一定的

    ・rate(速さ)は均一

    いい方を変えれば、

    安定したpitchで、
    終始落ち着いたtone、
    はっきり聞きやすいvolumeで、
    一語一語が聞き取れる、ディクテーションしやすい均一な速さ

    で「聞きやすい」ー

    と言う人もいるに違いない。
    だから、たくさんの英語秀才たちが、この読み方なのだろう。

    おそらく、日本の学校で推奨されている?

    ところが、である。

    この読み方。

    遠慮のない子どもたちの前で、またはランダムに抽出した(英語秀才ばかりではない)聴衆の前で読んでみると、こんなことに。

    彼らの顔にこんな表情が…、

    つまらない。
    わからない。

                    ↓

    なぜだろう?

    なぜ、つまらなくて、内容も伝わらないのだろう。

                    ↓

    考えられる理由を、書き出してみる。

    ・文の流れやtoneに関係なく、一語一語を均等に、辞書の音声機能を再生したようなニュートラルな感情で読んでいる。

    または、感情を入れても、ワンパターンである。

    → 心に響かない。起伏がなく飽きる。

                    ↓

    ・一語一語を独立的に、無機的に読むので、単語個々は「聞き取りやすい」。代わりに、文の流れやニュアンス、構成がわからない。

    → 全体の感情や動きや登場者の様子が感じられず、想像力がわかない。単語は知らないので、ちんぷんかんぷん。

                    ↓

    文が本来伝えたいのは、意味や情報、そこに表される感情だ。

    英語がほとんどわからない子どもや大人にも、読みの魅力と絵の力で、説明や逐語訳しなくとも英語絵本の内容は、ある程度伝えられ、面白いとまで言ってもらえるものだ。

    英語秀才のみなさん(リードアラウドに興味を持って下さっている方はほぼ全員)は、だからあと、これだけ。

                    ↓

    Vocal varietyを磨くだけで見違える程、上手になる!

                    ↓

    ・pitch(音の高低)

    ・tone(調子)

    ・volume(大きさ)

    ・rate(速さ)

    これらの要素を、自在に変えられるようになる練習さえすればいい。

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  • 子ども・教育一般
  • シアターゲーム取入れてみました!~N先生の報告

    先日のシアターゲーム・ワークショップに参加、すごく楽しそうにしていたN先生。

    やった!

    自分のスクールでの、盛り上がったシアターゲームの様子の報告が届いた。

    早速、シアターゲームを取り入れてみました!!!

    ①Alien, Tiger, Cow ゲームをRabbit, Zebra, Tiger にして。

    ②Let’s Play (Yes, Let’s!)ゲームのGesture game

    どちらも大盛り上がりでした。子供たちが順番にCallerになれることが楽しさの秘密でもありますね!

    オモシロ男子、Look down! だけでなく、手をあげて~、ピカチュウの目をして~(???)、ジュウ!マン!ボルトー!(One, two, threeはどこへ?)妙なタメを入れてきました。次回はそこも英語で言ってもらおう!と思っています。

    先日ちらりとお話した、ゲーム好きなのにゲームで負けたら泣いてしまう彼ですが、
    勝ち負けのないかつ楽しいゲームでしたので、超ごきげん。

    また女子も八つ当たりされることなく平和に!幸せにレッスンが終わりました。ありがとうございました!!!!!

    3月からのRAも楽しみにしております。

    「勝ち負けのないゲーム」が、必要な子どもたちがいます。
    そんな子どもの楽しめるのも、シアターゲームのよさだと、再認識しました。

    N先生、どうも報告をありがとうございました。

    (シアターゲーム・ワークショップの次は未定。
    でも先生方のリラックス時間、当意即妙のための演習も兼ねて、またいつか!
    種類がたくさんあるので、種は尽きない)

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  • リードアラウドいろいろ
  • 英語えほん第19夜~And Then It’s a Spring

    いつかリードアラウドしたい1冊。

    And Then It’s Spring 文 Julie Fogliano 絵 Erin E. Stead 978, $16.99目安のレベル:初級

     子ども時代にとっていた科学雑誌の付録についてきたキンセンカとスイトピーの種。初めて種を蒔いたときの気持ちと、首を長くして芽が出るのを待つ気持ちが、本書を読んで鮮やかに蘇った。
     「First you have brown, all around you have brown」、あたり一面茶色のところに、「then there are seeds(種がある)」。こう本文が始まる。そして、そう、そう、そうだった。「a wish for rain(雨が降って欲しい気持ち)」も。「then it rains(すると雨が降る)」。でもそれだけでは、芽はやすやすと出ない。だが、茶色の地表がちょっと違って見える。「very possible sort of brown(かなり希望が持てるって感じの茶色、だね)」。いいな、こんな表現。ニュアンスのある英語が使えたら、と思うと同時に、子どもたちに接するときの心配りの手本にしたいとも。「まだ茶色だね」と言っては、身もふたもない。
     さて、虫眼鏡まで持ち出して、芽がでたかどうかを探るのは、主人公の少年。だめだ、「it’s just brown sort of brown(ただの茶色って感じ)」。こんな「sort of〜」の繰り返し、どこか大人っぽくて子どもが喜ぶところだ。…一週間たっても芽は出ない。種を食べてお腹がパンパンになった鳥たちや、全体重をかけて土の上をのしのしと歩くクマとか、あらぬことを想像してしまう。もう一週間たって、地表は「the brown, still brown(まだ茶色)」。ただ、地面に耳をつけ耳を澄ますと「a greenish hum(緑っぽいハミング)」がする。これまた素敵な表現だ。期待が高まってまた一週間、前日の雨が上がりよく晴れた日のこと。「all that brown(あの茶一色)」が、なんと!…all around、あの色に。
     英語初級の子どももついて来られそうに短く、でも詩的な文もさることながら、木版と鉛筆による落ち着いた色合いのイラストが秀逸。ツヤ消しした感じが、ぬくもりある優しさを醸し出す。遊び心もある。主人公のお伴、種の代わりに骨を蒔いたイヌや、もちろんニンジンの種を蒔いたウサギ、そしてカメ、小鳥たちの行動を追ってみるのも愉快だ。2011年のコルデコット大賞(米国の優れた絵本のイラストレーターに授与される栄誉賞)受賞者なのもうなずける。