リードアラウド認定講師講座第7回予習!〜It’s Christmas, David!

予習、復習は進んでいるだろうか。

前回の本はこれだった。
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少々集中して、仕上げをしよう。

そして、予習の番。

これだ。
              

9780545143110

              

Davidシリーズでは、一番か二番くらいに、文章が多い。

またまた家族の小言、そしてタイトルからわかるように、サンタ(?)が登場するので、その小言が、本文だ。

Official trailer:

これまでのDavid本で開陳してきたリードアラウドは、リードアラウド指導者でも初級朗読者向け。

今回は、中、上級朗読者向けの朗読にまで磨き上げたいと思っている。

「上級の朗読」って、つまらなそう?
No, no, no!

深いひねりを加え、大人も笑わずにはいられないおかしみと、「ある、ある、そういうこと」と親たちが失笑してしまう表現をだしたい。

どうすればいい?
それを自分なりに考えて、読み込んでくるのが宿題。

Davidがディナーの席についている場面の、後ろに書かれている文も全部、小言なので、これも手抜きせずに読んでくること!

作者、David Shannonのインタビューで、楽そうに見える仕事の裏にある、大変な努力なども聞いてみよう。
(Davidは、自分自身がモデル。絵本のDavidみたいな子どもが、才能あるこんな大人に…!)

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子どもの発言をうまく仕切るのは難しい〜リードアラウド研究会

Night Animals

研究会のふたりの先生による、書店でのリードアラウド指導記録を読んだ。
録音を聞いての記録だ。
とても正確で、いろいろ役立つ指摘に溢れている。
今回は特に、子どもの発言の「しきり方」の難しさが多く指摘されている。
いくつか抜粋し、補足(→以下の部分)などしてみたい。

子供の発言が活発なのは良いが、適切な対応しつつ、先へ進むのが難しそうだと感じた

→ 本人たちも書いているが、直接関係がないようなこと、聞き取りにくいこと(幼児口調だったりで)は、その場では「後で教えて!」と言っておき、忘れずに個別に終了後に尋ねるなどする。
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その場では感じなかったが、録音を聞くと、説明の部分が長すぎたかも。
この頃から時間が押してきた。
適切に突っ込んで時間修正しなくては、と思いつつ、難しかった

→問題点2点。

1.説明が長過ぎることを、説明している本人たちはその場で感じない
自分たちが仕切っていると、自然と優位に立っている感覚で、とうとうと述べたりしてしまう。
しゃべる方と、聞く方で、流れる時間が違う。
しゃべる方は速く、聞く方は遅く感じるもの。
よって、指導者自らが説明してしまうのは極力避けて、相手(生徒)に喋らせる。
すると、彼らの時間が速く進み、うまくいけば「あっと言う間におわっちゃった!」との感想をいただける。

2.相方に「つっこん」で時間修正するのは難しい。でもmust!!!
相方に気がねするよりも、お客様(子どもたち)のためを考えること。
つっこまれる方も、素人意識だと個人的な「攻撃」と思ってしまったりするかもしれないが、プロ意識をもつこと。
つまり、お客様のことを考えること。
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質問の答えを内容に合わせて引き取ってつなげていく作業は難しい

→Yes, andの方法だ。
頭で考えるのと、現場で急に出た子どもの発言に合わせて、引き取りつなげるのは、臨機応変、improviseする力がいる。
シアターゲームは、その力を「才能」とはせず、だれにでも身につくものとして、訓練してくれるものでもある。
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MC交代するはずも、上手く引き継げず。交代後は、時間なかったので、テンポ良く進めるつもりも、子どもの発言に反応しすぎか、なかなか追いつけず

→ペア指導の場合、引き継ぎはアイコンタクトを密に取ることで、滑らかにする。
ペアとしての協調性を、直前のウォームアップでアップさせたい。
たとえば、鏡ゲーム(ふたりで向き合って、鏡で向き合うひとりを演じ合う)など。
子どもの発言にどの程度、反応するのか、采配が難しいことが、ここでも挙げられている。
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RAの時に、もっとセリフの練習をしておくべきだった。
質問と答えに時間を取りすぎた

→子どもたちが、ある程度読めていないと、演じる子どもたちも、観客も、リーダーズシアターの楽しさが味わえない。
練習の時間をとれるような、時間管理がとても重要だ。
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時間がなくなった要因は、子どもの声に耳を傾けすぎた事と、MCに無駄な発言が多いことか。大島先生のMCを聞くと、無駄な言葉なしに、自分から物語を説明することもなしに、的確な質問しつつ、子どもたちを誘導している

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全体を聞き直してみると、もっと緩急をつけた指導が必要だと思う。丁寧になぞっていると生徒も飽きてしまう

→ 全部、丁寧には出来ない、と割り切ること。
ここだけは絶対、面白い。ためになる。というところを絞り、他が薄くなってもそこは濃くやる。
そうすることで、そこが印象に残り、結果的に子どもの「ため」になる。
「全部を、丁寧に」は、実は、全部をつまらなくしてしまうこともあることを、胆に命じよう。
ダイナミックに。
演出家のように考える。
指導の醍醐味は、こんなところにある。
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指導計画の時間配分も、もっと、前倒しで立ててよかった、と思う。役割分担、練習は、思いの他、時間がかかった

→リーダーズシアターの場合は、何しろ後半に時間がなくなると、致命傷になりかねない。
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説明が長くなってしまった。もう少し工夫して子供たちが繰り返しセリフを読む時間にあてるべきだった。何度も読むことで、意味はそれとなく分かると思う

→そのとおり。リードアラウドが表現を大切にしているのは、このためでもある。

いい表現とは、内容を正確に表しているものだ。
だから、指導者が手本になる「いい表現」で読み、それを繰り返させるだけでも、子どもに内容が分かってくる。
子どもに、「いい表現」をさせられれば、もう半分以上、内容理解をさせられたのと同じ。
「これは悲しい場面ですよ」などと台詞を説明して、頭でわからせるのではなく、「悲しい」という表現で台詞を言ったり言わせたりして、心や身体で分からせる。
心、身体でわかった英語は、記憶に残りやすく、また再現すれば相手に通じやすい。
こういう学び方が、これまでの日本での英語学習に欠けていたという思いを強くする今日この頃だ。

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高校生とオンライン英語〜キッズブックス英語スクール

主に英語絵本をリードアラウドで楽しみながら、英語の力、特にreading fluencyを身につけてもらおうと、スクールでは幼児からのクラスを作っている。
幼児が小学生になり、中学生に、そして高校生になったら、スクールで、英語力育成のどんな力添えができるだろう。

この春から、高校1年生の英語をオンラインで指導している。
だいたい週1回、30分。
役に立っているだろうか。
半年ほどたった今現在、生徒のお母さんに、様子や思いを寄せてもらった。
以下に引用させて頂く。

語彙学習については、普段からコツコツというわけでもなく、オンライン授業の前に慌ててしているような印象です。
しかも、分からない単語があると母親に意味を聞いて済まそうとして、辞書を引いてノートに意味を書いてというようなことはほとんどしていない様子です。
(ただ、ごく最近、terrariumについての授業の後にいくつかの単語を自分で調べている姿を見ました。)
このように勤勉ではないのですが、感覚的に英語をとらえようとする性格なので、単語を音声で聞き、クイズ形式もあるQuizletは、本人にも合っていて、楽しく学んでいると思います。
そして、意味を英語で説明するということは、簡単ではないものの、結果として分からなかったものが気になって印象に残っているようです。
単語だけでパッと意味を聞かれると答えにくいような言葉を先生に答えているのを見ると、高校生でこういう学習ができることを羨ましく感じます。

実はこのQuizlet、よさそうなので生徒にだけでなく、自分でも使って、語彙学習を始めてみた。

面白い。
何度でも新しいテストを作れ、結果もまたたく間にわかる。
機械的にだが、褒め言葉や「もう一度、力を見せて」など励ましのメッセージも出て、何だか疲れた脳でも、なにやら「ファイト〜っ」という気になるのだ。

ゲーム形式で覚える方法も楽しい。
何度も間違える単語をピックアップもしてくれる。

リストの部分では、簡単に音声が聞け、面倒がない。

単語帳を使った練習は、超人的に勤勉かよほどの動機がないと無理。
わたしは何度も挫折している。
フラッシュカードも、だめだった。

だけれど、このサイトでの単語学習は違う。
優れものだ。
生徒にも勧めて大正解。

おかげで、指導者はこれを使って、生徒に「やった?何点だった?じゃ次、ここまでやろう」と、尻を叩き、ペースを作り、習慣付ける、というやりがいある仕事ができる。

一回一回は短いオンライン授業だが、動機付け、習慣付けには役立てると期待しているが、どうだろう?

嬉しい感想を頂いた。

動機づけという点では、ありがたいことにオンライン授業が本当に役立っていると思います。
授業の際、母親が不在のことが多いので、先生との約束の時間を守っているか毎回冷や冷やしていますが・・・。
先生とスカイプで対面することで、口の重くなった高校生男子でもしゃべらざる負えませんから。
脇で見ていると、もっとはっきり先生に答えたらいいのにとか、もっと笑顔を見せたらなど親としては気になってしまいます。
ただ、子どもなりにオンライン授業を通して高校の授業とは違う学び方が役に立っていることを実感しているようです。
読解の文章も難解だと嫌気がさすと思いますが、分からない単語があっても読み進められるボリュームだと思います。
時間的には今のところ30~40分で集中するのがちょうど良いと思っています。

One-to-oneのオンライン授業、居眠りもせずどうにか集中してくれるのが素晴らしい。
短いレッスンでも、定期的に続けて習慣になったら、語学学習の強い見方になるはず。
わたし自身、手探りで結局、遠回りして学んだ英語。
それを踏まえて、より効果的に英語力をつける道に、後進の生徒たちを導けたら本望だ。
この調子で、オンラインクラス、続けてみたい。

・宿題にしているオンライン上の語彙学習について。
毎回、自習して小テストをした上で授業に臨ませている。
小テストの出来を尋ね、80%以上でよしとしている。
口頭でも、4~5語尋ね定着度をチェック。
それから次回の学習範囲を確認。
語彙の説明、授業は英語。

・教材は、北米で使われているワークブックの「Test Prep(標準考査準備用)」。毎回、1〜2問。

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新英語よみもの千夜一夜第4夜〜Absolutely True Diary of a Part-Time Indian

The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian

Absolutely True Diary of a Part-Time Indian

●データ:
 (文)Sherman Alexie 
 (出版社)Little Brown   (発行年)2009(ISBN)9780316013697

●この本について:
 ワシントン州のIndian reservation (居留地)出身の先住民作家による、自伝的小説である。National Book Award受賞作であり、ペーパー版だけでもNYタイムズのリスト登場が32週突破のベストセラーだ。先住民のティーンの目から見た居留地の日々が日記風に綴られるが、過酷な現実には驚かされ、自虐的ギャグには笑わされる。興に乗って途中でやめられず「足読」、歩きながらも読んだ。
 300以上もある居留地は、アメリカ国内の「外国」だ。それも「発展途上」とは思えない貧国のよう。これは多くのアメリカ人にも、文化衝撃だろう。独自の文化をなくし夢が持てず、アルコールとギャンブルに依存。自殺と失業率が高く寿命も短い。社会保護にほぼ頼りきった貧困生活だ。そのなかで、希望を捨てず居留地外の白人高校に通い、学業とバスケに励み、広い世界に羽ばたく主人公は、作者自身の人生に重なっている。
 コメディアンだったこともある作者のユーモアと、So, okay, I’ll tell you the worst thing. といった口語的文体が、読書の潤滑油になる。高校生っぽいイラストも、absolutely true diaryの雰囲気を盛り上げる。なるほど、多くに読まれているには、わけがあるものだ。
 描かれた詳細、たとえばオンボロ車に張られたステッカー、 My Other Car Is A BMWなど、おもしろうてやがて悲しき……現実の一例かな(字あまり)。 

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リードアラウドの方法〜Yes, andで話を繋げるには

リードアラウドらしい指導法には、具体的にいろいろあるが、基本は双方向型指導。

先生が講義(説明)する一方向型の反対。
説明を出来るだけ避けて、生徒への発問とその応えを調整しながら、新しい考えや分からなかった内容をわからせる。

「応えの調整」は、Yes, andというシアターゲーム(Improv.)の基本精神で繋いで行く。

生徒が発問に応えた内容を、いつもYesで受け入れる。
しかし、それでは何も新たなことを伝えられないので、andで新情報を加えていく。

なーんだ、簡単!
頭では簡単と思っていも、意外と難しい。

「yes」と言ったはいいが、その後、andでどう繋ぐかが難題。
yesのあと「…」。
空白になってしまい、「なーんだ。先生はたいして興味を持ってくれなかったんだ」と、結局は応えた相手を失望させる。

こうした小さな失望が貯まって、その時間がその子どもにとって印象薄いものになる。

指導者として、いつそんな場面を作ってしまったか。
これをよく自覚すると、応え方(and…)が上達するものだ。

先日のリードアラウド、本はNight Animals。

ふたりの先生が担当した。
この日、ふたりが Yes, and で「すべった」ところ。

録音をしていないと、なかなか学べないが、たまたまわたしが記憶に留めたところを、後学のため記しておく。

その1.
指導者「この動物は何だと思う?」(オポッサムを指して)
→子ども「ネズミ!」
→「そう、ネズミだね」(会話終了)×

これは、二重に失敗。

まず、不正確。ただのネズミという知識で留まってしまう恐れがある。
教育に携わるものとして、正確さには神経質になりたい。

→「そう、ネズミの仲間でフクロネズミ、opposumって言うんだよ」
と応えたかった。

もうひとつは、「そう、ネズミだね」で、放っておかれて、「正解を出した」子どもとしては物足りない。
先生としてあるチャンスをのがしてしまった。

「ネズミ」それが「フクロネズミ」という種類で、英語でopposumという。これがクラスに伝えられると、応えた子どもは、自分が言った「ネズミ」がクラスのみんなに新知識を与えるきっかけになったことが実に誇らしく思えるだろう。

andで繋げてあげることが、応えた子どもの更なる学習意欲に繋がる。andを指導者が落としてしまうことは、子どもの学習の動機付けの機会を一回落としてしまうことでもあるのだ。

できれば、この後、こう続けたかった。
→「なんでフクロネズミって言うのか知っている?」
→子ども「ふくろがあるから?」
→「そう、opposumはカンガルーみたいにメスのお腹にふくろがあって、そこに赤ちゃんを入れるんだよ」

リードアラウド・ワークショップで仕入れた知識を、先生たちはどんどんこういう場面で使おう。

その2.
指導者:「リードアラウドの約束のひとつは?」
→子ども「声に出して読む」
→指導者:「そうだね、じゃ声に出して読んでみよう」

STOP!
不正確だ。Yesだけで放置しては、リードアラウド研究会としては大変困る。
パートナーもつっこまず。仕方なく大島が引き継いだ。

→「そうそう、声に出して、感じを出して読むんだよ」これが、◎

Yesで肯定するだけではなく、ちゃんと正しい情報に仕立て直すこと!

どれだけ、リードアラウドの約束を大切にしてきたか。
不正確なものを広めないよう、細心のご注意をお願いしたい。

Yes,andに関するNGではないが、このときに気づいた他の、そしてしがちなNGも記しておく。

指導者:「感じを出して読む、という約束があるけれど、先生が今、読むから、それがどんな感じかあててね」

こういった発問は、さすがに慣れてきた。

子ども:「恐い感じ!」

ここまでは、予想通り。だがその後。

「じゃ、これは?」と違う読み方で、また指導者が読んだ。

これが、NG!

子どもの気持ちでは、先生が楽しそうに「感じを出した」読み方をしたから、自分もやってみたい。

楽しめるところなのに、指導者が子どもにふらず、スルー。
そのまま次の「説明」を始めてしまった…。
もう、ここでつまらなくなる。

どうしたらよかったか。

→指導者:「そう(Yes)、恐い感じに聞こえたね。じゃ(and)、みんなも恐い感じで読んでみよう」
ここでも、Yes, and だ。
そして、ここではandに繋げるのは、子どもたちによる実践。

指導者ばかりが、読み続けていては双方向ではない。

これら、たまたまわたしが、この日、生徒側に座って気づい(てしまった)たベテランの「すべり」。
全体に安心感があるベテランの仕事だからこそ、気になった点だ。

簡単そうと思われているかもしれない、Yes, and 。
この日、ベテランでもなかなか難しいところだと再認識できたことに感謝!

ベテランにも難しい、Yes, andが滑らかにできるようになる演習を考える、いいきっかけになった。

この日の子どもたちには、また今度来てね。
もっと面白くするからね!

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