大島英美のBLOG

  • リードアラウドいろいろ
  • わが師Mem Foxはどう読むか~リードアラウド研究会

    「ユーチューブのあるからとか、ネイティブだからとかだけで、絵本の読み方のお手本になるとは思わないように」

    なんて、またまた辛口なことを朝日カルチャーセンターの「声に出して読む英語絵本」の講座で発言した。

    また似たようなことで、いつも言っているのは、「日本人だからといって、みんなが朗読が上手いわけではまったくない。それと同様に、英語のネイティブだからといって、みんなが英語朗読が上手いわけでもない」。

    こんな発言をするわたしは、
    それでは、どんな人の読み方が手本になると思っているのか。

    久しぶりにMem Fox先生をご紹介する。

    わたしは、彼女のReading Aloudに関する著書から触発されて、「リードアラウド」というものを考えた。

    彼女は、いわばリードアラウドの生みの母。

    実際にお会いしたり、メールのやりとりをして、おこがましくも「同志」と密かに思い、彼女の言葉に励まされたりもした。

    Mem Foxさんは、reading aloudの大切さを説くとともに、保育者や演技者の指導もしていたことがあるが、何と言ってもオーストラリアを代表する絵本作家、という肩書きが一番有名だろう。

    たくさんの著書がある中、今日は彼女がこの自著をread aloudするのを聞いて、改めて学ぶ。

    Hello Baby

    大人や先生然とした、いやらしさのまったくない、素直な語り。
    そして広さや深さ、大きさを感じさせる表現。
    子どもとして、信頼感や、不思議なことに仲間になれそうな感じが湧いてくる。
    (わたしは子どもではないけれど、わたしの中の子どもの心がそう感じる)

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  • リードアラウドいろいろ
  • 英語えほん千夜一夜:第18夜『The Story of Ferdinand』

    The Story of Ferdinand 文 Munro Leaf 絵 Robert Lawson 978
    $6.99 AD830L

     猛々しい姿に似合わず、コルク樫の木の木陰で花鳥風月を愛でる雄牛、Ferdinand。このユニークな主人公の本書は、1936年以来の正真正銘のロングセラーだ。作者は米国人だが、舞台はスペインのアンダルシア地方。この地で雄牛といえば、bull fight(闘牛)が連想される。
     その闘牛の牛を育てる牧場が舞台だ。All the other little bulls he lives with would run away jump and butt their heads together(一緒に暮らす他の若い雄牛はみんな、飛び跳ねたり頭をつきあったりしているのに), but not Ferdinand(フェルディナンドは違った)。木陰の大好きな場所で、He liked to sit just quietly and smell the flowers(静かに座って、花の香りを嗅ぐのが好きだった)。母牛は、仲間と交わらない息子を案じるが、幸せならばと理解を示す。時が経ち、子牛たちはみな大きく逞しく成長した。What they wanted most of all was to be picked to fight at the bull fights in Madrid(雄牛たちの一番の望みは、マドリッドでの闘牛に選ばれること)。But not Ferdinand。未だに花を楽しんでいた。そんなある日、牛を選びに5人の闘牛士がやってきた。
     自分は選外と確信していたFerdinandは、いつもの木陰に無造作に腰をおろした。ところが、he sat on a bumble bee(マルハナバチの上に座ったのだ)!すると…He ran around puffing and snorting, butting and pawing the ground as if he were crazy(まるで狂ったように息を吐き鼻息荒く、角をつき、地面をひづめで蹴りながら走りまわった)。闘牛士たちが歓喜して、フェルディナンドに白羽の矢を立てたのは言うまでもない。そしてマドリッドの闘牛場。埋め尽くした大観衆の熱気は、若い雄牛の登場で最高潮に。勇ましい戦いを見せてくれるはずだった…。But not Ferdinand。
     この後はHappy endでほっとする。Mahatma Gandhiが好きな本に挙げた、という逸話にも納得。スペイン内乱勃発時の刊行で、スペイン、ドイツなどで発禁になったのも興味深い。

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  • スクール・英語教室
  • 「2歳8ヶ月、英語習い時でしょうか」〜キッズブックス英語スクール

    先日のママ・パパ英語絵本講座に参加した、2歳8ヶ月の子どもと親御さん。

    『I Went Walking』をリードアラウドらしく、読み合った。

    そしたら、始めはだっこちゃんのようにパパやママにくっついていた子どもが、大変身。

    2~3ページ読んだ頃だろうか。

    パパやママ、指導者が繰り返えし読むフレーズ、
    「I went walking!」

    これを、なんと両手をふって歩くフリ付で、真似しだしたのだ。

    驚いたのは、パパとママ。

    それから驚きが大よろこびに変わり、そのふたりの様子を見た2歳児も嬉しいやら恥ずかしいやら。
    ママの腕のなかに飛び込んだ。

    パパとママがわたしについて読み続けると、主人公の少年が散歩に出る丁度のタイミングで、彼女が歩く動作をしだした。

    そして、「その先、読んで」と、大人を促す仕草まで!

    「What did you see?」

    これは、もうひとつ繰り返されるフレーズだが、こちらはまだ「むにゃむにゃ」で、よくは分からないが、どうも、What did you seeと言っているつもりらしい。

    恐るべし、幼児の記憶力。

    本書の、繰り返しのパターンにすっかりはまっただけではない。

    登場する動物や色の英名にも、反応するように。

    そして、2歳児が歓喜したのはこれ。

    シアターゲーム

    数あるなから、Word Ballゲームをした。

    ボールを相手に投げるのだが、そのときに、前述のフレーズを言うという、本書用にアレンジしたもの。

    単純だがいろいろ単語やフレーズを変えて、どれでも、とっさに英語が口から出るようにする、英語を身体に落とし込む効果的な練習法だ。

    子どもは嬉しくて、あっちこっちポップコーンが弾けるように飛ぶわ、口まねでフレーズを言うわ、仕掛けたわたしも、その喜びように、あっけにとられた。

    英語の本を面白がり、そのなかの英語を喜んで口にしているわが子を見る、パパとママの顔もほころんでいたのは、言うまでもない。

    「この子、英語の習い時でしょうか?」

    帰り際、尋ねられた。

    ここで改めて、その質問へのわたしなりの答えを記そうと思う。

    ・時間や費用的に、そして子どもの性格的に無理がないのなら、「先生について習う」ことをスタートするのもいい。

    会話、発音が特によく吸収される。そして、発音は長く残る。
    語彙も増える。

    ・ただ、6歳前(子どもによって差があるが)までに始めれば、発音はそう差がでない。

    4、5歳なら、文字に興味が出て、文字を読むことも同時に効率よく学べる。

    ・時間や費用を考えて、2~3歳までは、自宅で英語絵本を「ダシ」に家族で語りあったり、読み合ったりするというやりかたもあるだろう。

    そんな場合でも、ときどきプロの指導を受けると、どんな本がいいか、そしてその後にまた家庭での語り合いや読み合いの刺激になるので、効果的。

    また、プロが選書したブッククラブの本を購入すれば、重宝する。

    ・先生につくつかないは別にして、ちょっとでも子どもが英語に興味を持ったら、家庭内で英語の絵本をよく目に付く所に置き、習慣的に(出来れば「寝る前」など決めて)読み合いたい。

    読書習慣、英語への親しみが、後の英語力、国語力に大きな影響を与えるとアメリカの教育界では定説になっている。

    ・英語を学ばせる材料として、名作英語絵本は、何通りにも読んだり味わえ、いつでも、何度でも読めて、最高だ。

    ぜひ、活用して欲しい。

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  • スクール・英語教室
  • 『Every Little Thing』を歌おう〜キッズブックス英語スクール

    スクールでは、年に1度か2度、指導者が一大奮起して、英語の歌をみなさんと歌う。

    本年度は、Bob Marleyの『Every Little Thing』(原題はThree Little Birds)。
    歌えると、より英語が身近になるので、ぜひ、親子で練習を!

    メロディーをおぼえるには、こちら。

    歌えるようになったら、こちらのカラオケで。

    子ども歌手による歌唱は、こちら。

    絵本の方は、Bob Marleyの娘さんが絵本用に書き加えた部分があります。
    歌は、最初のエピソードと、サビの部分(青い文字で書かれているページ)の繰り返しです。

    一部、動詞が違っていますが、どこが違うか、発展宿題にしておきます。
    歌にあきたら、「みつけられるかな?」と本と比べてミッケ遊びでもしてみましょう。