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小学校の先生の中には「この先生のクラスに入りたいな」と、大人なのにふと思う先生がいる。
上の手紙は、約二年間、近隣の小学校でわたしが英語専科の先生の補助をしたときに、授業の見学や参加など大変協力的だった、当時5年生、現在持ち上がりで6年生担任の先生の生徒からのものだ。
募って生徒に書かせた手紙らしい。
優等生の文面で、ひねくれ者のわたしには半分以上「お世辞」で自発的じゃないだろう、などと思うところもある。
だが、先生がこういう手紙を送ってくださる手間暇とその心を思い、そして生徒がわたしの話を覚えているという事実を考えると、ありがたいと思える。
この先生のクラスや先生の雰囲気を思い出すと、このクラスの生徒になりたかったなあ。
さて、外国語学習への興味についてだが、これを、もともと持っている生徒もクラスに半分くらいはいるが、それでもその興味は学科や勉強としてだったりする。
公立の小学校で大切なのは、「興味はない」という勉強にそっぽをむいているような生徒のなかに、「勉強っぽくない」カラーを出すと、ぐっと興味を見せてくるものがいることだ。
英語、外国に少なくとも、興味を持たせることは大切だと思う。
わたし自身は小学生から高校生まで、授業とちょっと関連するもの、まったく関係ないものどちらも、先生が「余談」する時間が大好きだった。
英語と世界史、地理の先生たちの話は特に、世界への興味の扉を開けてくれた。
そして、ついでにそれらの勉強への興味を掻き立ててくれた。
こうしたわたし自身の経験もあるうえ、「英語学習への動機付け」に異文化への興味を持たせることは、第二言語習得法の世界でも英語学習効果を上げるひとつだと、定説になっている。
英語授業での「余談」、ますます自信持ってしてしまいそう。