「普通に」英語を話す日本の子どもたち〜キッズブックス英語スクール

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先日「絵本リードアラウドコースオンライン」親子クラスの体験レッスンがあった。

インターナショナル小中学校の付属幼稚園、年長組のRちゃん。

インター校を訪問して開催するキッズブックスの「ブックフェア」でも、ここ10年、英語を「普通に」話したり解したりする日本の子どもを見慣れてきたが、Rちゃんはそんなひとりだった。

オンラインの本コースに親御さんが興味を持っていただけたのも、「普通に」英語を学ばせる英語圏の親と同じく、reading がすべての学科の習得や、知性の発達のために必要だと考えてのことだと思われる。

この日、Rちゃんに用意したのは『Two Eggs, Please』、簡単なのか難しいのか一目では分かりにくい、ユニークな一冊。

 

「簡単」に楽しく読ませることもできるし、意外と「難しい」、子どもが知らなかったことを多く教えることもできるし、大人とも異文化で盛り上がれる本。

また、頻繁に米国では使われるが日本では大人もよく知らなかった表現を知り、会話の練習を楽しむこともできる、実にリードアラウド的な絵本だ。

 

Rちゃんとは初対面だが、まず英語で話しかけてみる。

まったくものおじしないことがわかり、45分のレッスンを英語で進めた。

 

この「ものおじ」は英語だけでなく、たぶんどんな語学を学ぶうえでも、通る「過程」だ。

相手が、これをまだ通過していないと思われるときは、しばらく日本語を多くする。

ここを通過していると思われる場合は、英語を多くしてレッスンを進める。

ここで無理をすると、恐怖感とか嫌悪感を英語に抱いてしまって、しばらく英語学習が進まなくなるので注意したい。

 

さて、英語にものおじしなくなっているRちゃんの頭の中を覗く。

そこには、おそらく「英語のカゴ」と「日本語のカゴ」のようなものができていて、新しい言葉を二つにぽんぽんと分けて投げ入れている感じだ。

本の内容理解を深めるため、英語でいろいろ発問していくと、時々、反応が止まる。

するとごく自然に日本語が出てきて、答えがわからないときは「それ、忘れちゃった」とか、日本語のほうで答えられるときはするっと日本語で答える。

 

まさに自然で「普通な」、バイリンガル脳の発達途上だなあ、と感心する。

大人にありがちな、知らなかったこと、英語で言えないことに対しての羞恥心やら劣等感がゼロ。

心理的バリアーなしに、「そっか、英語でそういうんだね」とか「あ、思い出した」とか。実に朗らかで、あっけらかんとしている。

そしてRちゃん自身が、知っていたことの断片が繋がるという知的喜びを感じているのが、なによりも気持ちのいいものだった。

 

こんなRちゃんのように「普通に」英語を学んでいる子どもたちが、増えてきたなあ、と思う。

 

いっぱい本を今から読んで知識や読解力を得て、これまでのほとんどの日本人の大人が大学から始めてもなかなか英語で追いつけなかった、英語圏の知的サークルと同等に渡り合えるようになりますように。

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