英語絵本で英語圏文化に興味を持つこと〜『Chicken Soup with Rice』

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『かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things Are)』で有名なMaurice Sendakの作品のひとつに、この小さな一冊がある。

 

表紙に描かれている少年が、Chicken Soup with Rice が大好きで、一年を通してどのように毎月それを食しているかを、韻律詩と絵で表したものだ。

1962年に出版されて以来、キャロル・キングが歌にしたり、児童劇になったりもして、ロングセラーだ。https://youtu.be/woIpDIQBXUU?si=uAaz71TIhnBrZFdP

韻を踏んだリズミカルな読みを強調したシャドーイングとキーワードの拾い読みで、英語を学んで3,4年目あたりの子どもでも楽しめそうだ。

英語自体は、一文が意外と長かったり、日本の学校なら中学後半から高校生で習うような構文もあって簡単ではないところもあるが、なんといっても絵が物語ってくれるので、子どもから「わかんない」「ちんぷんかんぷん」コールはわかないはずだ。

この本の魅力は、その歌うような押韻や繰り返しで心地いい文と、愛着のわく絵だけではない。描かれた、おそらく米国東海岸の毎月の風物、が外国のわたしたちに興味深いのだ。

 

描かれたチキンスープを取り巻く風物は、わたしたちに異国文化であると同時に、出版された時代、50〜60年代という50年以上前を描いているところが、時間軸からみて今の子どもや若い人には異文化で、面白いのではないだろうか。

 

こうして、子どもに異国の風物を紹介し、外国に興味を持たせるいい機会を作ってくれるのも、英語絵本のいいところだ。

こうした興味は、ひいては英語を学ぶ動機付けになるものだ。

 

 

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