英語圏の小学生のように英語を学ぶとは〜キッズブックス英語スクール

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昨今の日本では、英語学習開始が低年齢化。

英語絵本を目にするのも、もしかしたら生まれた途端かもしれない。

各家庭にある我が子に読んであげてきた英語絵本の蔵書も、増えているだろう。

 

さて英語圏では、どう子どもと英語の本とは、かかわっていくのだろう。

子どもが文字に興味を持ち始めたら、読んでやる本と並行して、子ども自身が読めそうな文字や文で書いてある本(だいたい字がデザイン文字になっていて、子どもの目に止まりやすくなっている)を、指でなぞらせながら読ませ始める。

ぽちぽちと、家庭で読める言葉が増えたところで、プリスクールへ行き、語彙が増えて、先生の語りも、読んでもらう物語の内容もより複雑なものへとなって、文章を理解したり構成する力が少しずつつき始める。

そしてキンダー(年長)へ。英語の「解読」の鍵ともなるフォニックスを学び始め、フォニックスにあてはまる単語だけを使った簡単な文を読み始める。

 

このような英語圏の子どもの英語の学び方をなぞって育つ、日本語が母語の子どもが増えて、英語圏の年相応の英語が読める子どもも、そう稀でもなくなった。

そして、ここまで英語を身につけた子どもは普通だと、日本の小学校へあがる。

さてそこで、せっかくの英語力をどうしたらよいだろうと、惑うのではないだろうか。

 

公立の小学校で英語は学ぶには学ぶが、幼少時から英語を学んで英語圏のキンダーのレベルまでたどり着いた子どもにとっては、とうに通り過ぎた過程のおさらいでしかない。

ここまで家庭でがんばった英語力なのだから、できたら、英語圏(きちんとした学区)の小学生の英語の学び方を辿りたい、と思うのも自然だ。

 

ところで、英語圏の小学校が力を入れるのは、何にも増してReading、またはReading Comprehension と呼ばれる、日本で言えば「国語」の教科だ。

米国は「国民の英語力が国力である」という考えで、一時ゆるくなった英語学習を80年代から強化している。そのときに強調したのが、読書。

そのせいもあってか、授業と並行して、最近の日本よりもずっと重視されるているのが読書だ。

日本では行事などに潰されがちで、担任の片手間的な教科になっている「図書」も、きちんと図書館司書を置いて、大切な教科とされている。

 

これから考えるに、子どもの英語力に大切なのは、読書だということ。

英語で読書を続けること。

これが、日本の小学校に通いながらもできる、英語圏の英語の勉強を辿ることになるのではないかと思う。

 

このとき選ぶ本は、重要だ。

読書を面白い、興味深いと思ってもらわなければならない。

そのためには、教科書の出版社が教科書執筆者や教育者と作った「readers」(読本、教本)より、一般の児童書出版社が作家や画家、アーティストなどと作った本を選びたい。

これらの本には、感動や発見があり、それらがさらに読書の幅を広げるし、「英語の勉強」という意識なく、娯楽も一流なので楽しませてくれる。

英語圏の児童文学は、ビジネスとしても大きいので、才能とお金が投入され、実に充実していると思う。種類も多彩、内容も吟味され、優秀な編集者のお眼鏡にかなったものが山ほどある。

 

今の日本の子どもの親世代は、もしかしたらあまり、英語圏の児童書を読んでいないのかもしれない。

そこで現在、スクールの中学生がちょうど、読んでいる本を紹介する。

この選書は、本年度一年分にすぎないが、ちょうど絵本でも文字が多く内容の深いものと、児童書でも文字が少なめのものが混じる、英語読書の入り口にいる子どもにあわせた本だ。何かの参考に、と思う。

 

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