英語「なんとなく分かる」子どもに〜キッズブックス英語スクール

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村 英語絵本リードアラウド - にほんブログ村

未就学児のころから親と一緒にスクールで「英語絵本リードアラウド」を学んできて、中学生になった生徒たちから聞く、ある共通する応えがある。

 

それは、本のreading レッスン中、長くてややこしい、複文にぶつかったとき、その構造などを板書して説明しようとしたときなどに発せられる。

 

「なんとなく、わかる」

 

という応えだ。詳しく板書で解説する必要がふっとぶ(それでも指導者の性、ちょっとは解説させてもらうが)。

 

意味を尋ねると、きれいにまとまった日本語訳でなくても、その英文の解釈としてあっていることをいう。

「なんとなく」とは謙虚だな、とも思う。ほぼその読解はあっているのだ。

 

まずはこの「なんとなく」が、英語で暮らしていく上では、とても助けになる。

まずは「なんとなく」わかることを増やすこと、が大切だ。

 

ところでこの「なんとなく、わかる」は、認知心理学でいうところの、「自動的処理」ができ始めているということかな?と思う。

 

一週間に1時間程度でも英語のreadingを継続して(6~7年)学んだ結果、記憶は記憶でも「長期記憶」のなかに知識が溜まっていって、おそらくそれらがある程度、自動的処理ができる量になったのでは?!

 

「なんでわかったの?」という質問する指導者は失礼で、

「いや、なんとなく」と答える生徒は、まぶしい。

 

ちなみに、自動処理が行われるためには「十分に学ばれて長期記憶の中に貯蔵されている項目があって、そこにアクセスできる」ことが必要という。

 

リードアラウドというスタイルで英語をインプット、それをプレゼンテーションや運用練習でアウトプット、これらを地道に続けてきて英語が「なんとなく」わかるようになった生徒と、協力を惜しまなかった家族へ、まだまだ道半ばではあるけれど、最初のblue-ribbon(栄誉の印)を授与したい。

コメントを残す

CAPTCHA