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暑い暑いとぼやぼやしていたら、秋も進みそろそろ『How the Grinch Stole the Christmas』を読む季節になった……。
そして、 円安!
1ドルが150円前後、追い打ちをかけるような米国出版界の、本価格と輸送費の上昇。トリプルパンチで、輸入版英語の本の日本での値段が、うなぎのぼりに上がってしまった。
Grinchは、子どもたちが贈り物やらご馳走を食べて騒ぐ、クリスマスの物質的な消費文化への傾斜を苦々しく思っている人物で、おそらく著者Dr. Seussの訴えでもあっただろう。だが、それを訴えた媒体は絵本だ!
だから、絵本や本は、もしかしたらGrinchも、認める贈り物なのではないか。
値段が高くなってしまっているが、ここでクリスマスの贈り物として本は外せない、と思う。
子どもの頃、わたしが両親から贈られたクリスマスの贈り物でいまだに覚えているのが、岩波書店から出たハードカバーの『クマのプーさん・プー横丁にたった家』だ。
まだ時代的に当時は、紙質がざらざらな上、陽に長く当たっていると焼けてしまうような紙の本が少なくなかったところに、つるつるの裏の活字が透けて見えたりしない上質紙にカラーの水彩画もところどころ挿入されたその本は、確か他の本とは別格の値段がついていたと記憶する。
匂いまで嗅いだ覚えがある。
読み終えてからも、机の上に飾っていたほど好きだった。
本は、こんなひとりの子どもに、決して物質的でも消費するだけでもない思い出や、その後の読書への意欲などを掻き立てる、貴重な贈り物になるうる。
英語の絵本を贈り物にもらって、その中から何かしら心に引っ掛かるもの、いいなと思い出になり人生がより豊かになる……、英語が年少児にも広まってきた今、とても現代的な贈り物ではないかと思う。
どんな英語の絵本がいいか。
選書はちょっと心配になるかもしれない。
特に、英語絵本ということで、絵柄や翻訳版だけではわからない英文の情緒や難易度まで、なかなか一般の知識ではわからないだろう。
とはいえ、本の値段も高いので、なるべく「あたり」の本を選びたくなる。
そこで、それを分かる「プロ」に、選書をまかせるというのも一手ではないか。
クリスマス嫌いのthe Grinchも認めてくれてstealしなそうな、プロがわが子のために個々に厳選した英語絵本を、どうぞプレゼントに!