Shel Silversteinの詩を楽しむ小学生を指導できる?〜リードアラウド研究会

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

英語絵本を使って、子どもに英語がわかる喜びや、英語や英語圏の文化への興味を伝えようと、リードアラウドという表現活動や指導方法を続けている。

この目的のために、いっしょに音読したり手本を聞かせるが、そのときの指導者の読みが平凡だと、子どもの興味を思うように惹くことができない。

また表現が伴っていないと、子どもが「聞いてわかる」部分が限られてしまうので、指導者としては朗読での表現を、隅々まで磨く必要がある。

 

今月の指導者ワークショップの課題はShel Silverstein の『Where the Sidewalk Ends』に収められた数編の詩。

 

本書は見開きにほぼ一枚は「絵」があるので、「絵本」でもあるのだが、文字が中心なので「児童書」、詩集でもある。

これは、一語一語に重みがあり、「ただ読む」わけにいかず難しい。

音を考え、隠喩を考える。

 

各1篇の詩で、絵本が一冊書けたりするので、100篇以上が1冊に収められている本書なら、絵本100冊以上書けてしまう。

 

この本は、指導する相手を選ぶ。

英語圏では低学年からの小学生がターゲットだが、日本なら今のところ、インターナショナルスクール生以外では、たとえば幼稚園までいわゆる「バイリンガル幼稚園」で英語の素養をつけ、小学校で英語の授業があり英語塾にも通って来た、英語が得意な5、6年生からだろう。

少なそうに思うかもしれないが、英語が公立小学校の教科になってから、日本の子どもの英語力が変わって来ているし、その変化も早い。

あと数年で、本書のいくつかは、楽しめる英語力を持つ子は、そう珍しくなくなるだろう。

 

そこで、英語の指導者は、もうそろそろ英語絵本の文字の多いもの、児童書での指導も「守備範囲」にしておきたい。

 

コメントを残す

CAPTCHA