生徒の進歩をどう測る:Reading のアセスメントとは〜キッズブックス英語スクール

年に2回、スクールではReading アセスメントを、右の本を使って行っている。

先生のReading指導をよりよくするために、生徒のfluencyの進捗を見るという簡易reading力診断である。

英語圏の英語の先生(Readingの担当教師)向けに作られている。

 

英語圏ではないけれど、スクールで英語絵本をリードアラウドして英語を学ぶ、ということは、reading fluency(ただ正確に速く読み下せる力ではなく、読み方にexpression、表現する力と読解力)を高めるという目標は同じだ。

文字に書かれた単語を幾つか認識できる程度だった生徒が、英語絵本をリードアラウドしながらスクールで学んで1〜2年もすると、英語圏のG1程度を読めるようになり、G1レベルのアセスメントを使えるようになる。

 

「3分で測る」と作成者である教育学者たちが謳っているように、簡便な方法だ。

1分間に文をどれだけ正確に読めるか、その読み方を指標にそって4レベルに評価する。読後に読んだ内容について語らせることで、読解のレベルを測る。

 

10数年前にスクールで始めた時は、英語を母語としない子どもたちにも使えるか半信半疑だったが、杞憂だった。

 

このアセスメントの結果と、指導者が授業で感じる子どもたちの英語習得の進み具合の「感触」に、驚くほど相関が見られる。

 

「感触」では客観的でないため、親御さんたちになかなか納得のいく進歩の報告ができないが、このアセスメントで見えることは客観性く、過去の結果との比較もでき、説得力もかなりあると思う。

 

繰り返しになるが、このアセスメントの目的は、指導者の指導が生徒の力をつける役に立っているか、またその力のどの部分を強めたらいいかなど、今後の指導の方向を見るためで、生徒の「成績」評価ではない。

指導者として、大いに役立つ。

 

 

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