Girls & Boys, Be Ambitious!〜キッズブックス英語スクール

英語絵本のリードアラウドで英語力を総合的につけさせようと工夫を重ねているが、数年前から、英語歴3年以上の生徒には文法の知識も伝え始めた。

 

その成果かどうか、最近、英文を作る力およびその兆しをみる。

先日のこと。

Grammarのwork、ある一コマのイラストを見て、「Exclamation文(感嘆を表す文)を書きなさい」というもの。

イラストには、ボーイッシュな子ども(男女不明)に、大人の女性(?)が見立てた新しい上着を広げて見せている場面が描かれている。子どもは戸惑った表情をしている。

これにexclamation文のキャプションを英語でつけるという問題。難しいだろうと思う。

そんな予想していたら、それを覆す「できた」の声があっという間にあがった。

その生徒が書いた文が、これ…

「Wow! You is a girl!」

「is」にはひとまず目をつむり、この即興の「オチ」に座布団一枚!

「ありゃ、あんた女の子だったの!」、

多分男子だと思って男子の上着を買ってきたら、その子は意外にも女子だった!

というオチ。ちょっと失礼な文だけれど、そこは多めに見て、こんなことをすぐに英語で書けるのは素晴らしい。

 

こういう遊び心をもって、または間違えるかも、という危険を冒しても挙手して発表するという気概を持つ生徒に、心から拍手を送りたい。

絵本リードアラウド認定講師講座2021 第2回報告その2〜『The Bad Seed』

課題書『The Bad Seed』、わたしが子どもの目と心をまだ少々はもっているとして、この表紙を見るとなかなか魅力的だと思う。

なんでか、アンチヒーローに惹かれる。

ということで、多分、子どもは本書を手にとってくれる、としよう。

 

まずリードアラウドでは絵本を厳選してから、子どもに読んでいただけそうなその本を提示して、「あーだ」「こーだ」と最初に自由に語らせる。そのときに、忍び込ませる問いが

「どんな話かな?」

「この子、何? どんな子かな?」など。

そして、子どもの好奇心で、パラパラ中身を見ながら答えを探してもらう。

 

そこで、「種の本」とか「悪い子の種の話」とか子どもの口に挙がったら、ジャジャーンと、アクティビティをする。

という「奇襲」も子どもに喜ばれる。

ということで、この日参加のみなさんとも、Word Ball ゲームをしてみた…。

 

意外や意外、「seedから育てる植物の名前」がみなさんの口からすらすら出てこない!

だれかは苦し紛れに「柿の種!」などと言ったけ。

植物の名前、こんなところに指導者がまだ努力すべき点があった。

 

ところで、英語絵本のリードアラウドを子どもにさせる目的として、忘れてはならないのが語彙学習。日本人の英語で、圧倒的に足りないのも語彙である。

 

なるべくその語彙を増やせるように、記憶を確かに深くさせる指導と同時に、数多く、広く言葉と出会わせたい。

子どもは、品詞の中では名詞を比較的知っているが、名詞でも動物と比べると知っている植物の名前は極端に限られる。まあ、英語の語彙だけの問題ではなかったり、子どもの問題だけでもなさそうではある。

しかしリードアラウド指導者として、自分の語彙を増やす好機だと認識して、こういう機会に学びたい。本書には愛らしい種たちのイラストもあって覚えやすい。経験でいえば、植物系の語彙が増えることで見えてくること、わかること、そして驚きが、たくさんあった…。

 

絵本リードアラウド認定講師講座2021 第2回報告その1〜『The Bad Seed』

The Bad Seed

2017年の刊行後、New York Timesベストセラーになり、続編も刊行中という今時の絵本『The Bad Seed』が今回の課題書だった。『絵本リードアラウド認定講師講座』で心がけていることのひとつは、名作古典を読んでノスタルジーに浸るだけの「絵本おばさん」集団にならないこと。

といっても、本年度は『Blueberry for Sal』『Big Red Barn』『Swimmy』といった名作古典を課題書として選んだ。しかしもちろん、旧来の読み聞かせのパターン的な読み方ではなく、新しいour wayを学んでいく。

Blueberries for Sal (Picture Puffins)

Big Red Barn

Swimmy

さて『The Bad Seed』は、あるbad seedの半生記だ。英語の慣用句「A bad seed(鼻つまみ者)」の文字通り悪い種が主人公というところで、もうそのユーモアを期待してしまう。

認定講師のみなさんは、物語によって語り口を変えること、登場人物の会話部分はなるべくリアルにすることなどを、あらかじめ考慮して練習してきている。とはいえ、主観と客観は別物なので、自分ではそのつもりになっていても、他の人にはそう聞こえないこともたびたび起こる。

本書のナレーションを、たとえば「むかーしむかし」とマザーグースを語るおばあさん風にすると、子どもはどう思うだろう。そんな想像力も持ち合わせたい。「カビ臭い」「加齢臭」「眠くなる」……など、子どもは手厳しく酷だ。子どもに迎合はしないが、本書のようないまの子どもの感覚にも合いそうな場合は、こちらもフットワーク軽く新感覚、たぶんリアルな感じとでもいうのだろうか、そんなふうにも読めるようになりたい。

ナレーターは、badであることを、ことさらひけらかすようなseed自身だ。少なくともおばあさんの声では、違和感があるだろう。また、ニュースを読むNHKアナウンサー風でもないだろう。参加者同士で聴き合って、まずはこのナレーターThe Bad Seedの声について、いろいろ気づきたい。みなさんも、他人の朗読を聴いたり、ディスカッションや表現演習したりすることで、The Bad Seedの性別や年齢や生い立ちや性格などを考え、だんだんと人物の特徴が浮きあがってきたようだった。

またThe Bad Seedは、ただ単純に悪さをし、それを正当化するという輩ではない。反省も将来への希望も持つことがわかってくるにつれ、不思議と朗読に深みが出てくるところが、表現の面白いところだ。ニュアンスが出てくることで、大人よりまだ感覚的な子どもに響いて、読解に繋がるわけだ。

(つづく)

参考に、「今日(きょうび)のread aloud」:『The Bad Seed』

絵本リードアラウド認定講師講座 2021

キッズブックス英語スクール〜新年度スタート

新年度が始まった。

春休みを挟んで久しぶりに会った生徒たち。こちらの気持ちは、もうほぼ孫に会うおばあさん?!

これまで教わってきたから、できて当たり前かもしれないが、知っている英語の増えた生徒が、質問の正解をどんどんと出すことに、相好を崩してしまう。

ついこないだまで、「What did you do today?」という授業冒頭の挨拶に、「Park!」とぶっきらぼうに言っていた生徒が、「I went to a park」と文章で答えるようになった。

驚いたのは、英語圏G2用のGrammarワークブックの[statements & questions]で、難しいだろうと思っていた文構造。

バラバラの単語カードを並び替え、statementにもquestionにもできるようになっていた。

とくに感心するのは、中学から英語を始めた「旧人類」のわたしが、馬力で規則を覚えてやっとできるようになったことを、すらっと、なんとなくできてしまう点だ。

まあこれは、実は指導者としてリードアラウドをがんばってきた点でもある。英語の母語者に近い学び方をさせてきたからこその現象だろうと思う。

頑張ってやってきたことのいくつか……。

本を読ませる。何冊も。また何度も。

文字を意識させながら読ませる。

表現をつけて英文を読ませることで、感情を伴った言葉として記憶の深い部分に刻ませる。

さあ、ここまでついて来てくれた生徒諸君! あとは、さらなる文法的理解と、語彙!! そして、英文を読むスタミナ作り。

今年度も、実りある年度にしようね。

キッズブックス英語スクール 絵本リードアラウドコース(体験レッスン)
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