7月のリードアラウド指導者WS課題は……

A Dark Dark Tale by Ruth Brown が、7月のリードアラウド指導者ワークショップの課題。
アメリカだったら、サマーキャンプの夜のお話会で、幼児から8歳くらいまでに大いに受けそうな、ちょっとスリルのある絵本だ。

指導者は、絵本を子どもに紹介する前に、たくさんの「気づき」をしていなければならない。
これなしで、指導者として子どもたちの前に立ってはいけない。

そこで、次のことについて気づいておくことを、まずの課題にしたい。
1. 描かれている場面は、だれの目から見たもの?
2. だれが語り手?
3. moor-wood-house…と、objectがページごとに登場するが、そこにたどり着くまでの距離の差は?

ところで、この絵本はクサーい読みにすることは、簡単だ。
ちょっとベテランだと、なりがちの傾向だが、それは避けたい。
読み方として次のことに注意して、清々しく楽しませる読みにしよう。
(ほぼこの通りのことを、子どもたちに指導するつもりで)

○緩急あるか。
○読解に裏付けられた間の長さか。
○声に変化をつけているか。Head/Middle(地声)/Chest voice など意識してみよう。
○ミステリーを共有する読みか(ネタバレする読み方をしていないか)。「純真無垢」の心で。

6月に解説した「流暢さ」、それを本書で感じさせる読みにしよう。

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