ついにThe Giving Treeをリードアラウド

この1年のリードアラウド、指導者向けのワークショップの仕上げは、
Shel SilversteinThe Giving Tree

You Tubeで見つけた作者自身が制作にかかわったアニメ版が、参考になるかなと思う。
音が良くないのでCDで聞きたいが、作者自身の朗読も入っていて、それなりに聞ける。

数点ほかの「非公式」朗読を聞いてみたが、なにせYouTubeなので、学芸会のようなものが多い。
「これでいい」と思ってしまったら困るので、見ない・聞かない方がいいかもしれない。

作者本人版は、あくまでも作者の読み方なので、わたしたちはそれに縛られることはない。
「作者の思いはこういうことか」と、参考にはなる。
作者の朗読は、手本のようではないけれど、人生経験からくる深みや味わいがあって、最後にぐっときてしまった……。

Shel Silversteinの公式サイトは、こちら
The Giving TreeのアニメのイントロとBGMが、いい音と画像で見られる。

こちらは、おまけ。
多分、(50年代には日本に住んでいて、永住も考えたという)作者本人の朗読らしい
日本語で始まる!

P.S.
ワークショップのOB、OG!!
12月17日の自由が丘での発表会にどうぞ。

リードアラウドする人は「伝(英)文師」?

リードアラウドの指導者向けワークショップ(WS)は、1年間ほぼ月に1回、毎回3時間というペースで開かれている。
気になるのは「で、どうなの、上手になる?」。

昨日のWSを踏まえて、この問いに、即答できるようになった。
Yes!

いつも参加者は、絵本1冊の指導法とパフォーマンス法を学び、それを持ち帰る。
翌月、新しい絵本を始める前に、前月の本での「家庭学習」の成果を披露する。

昨日は9月のWSで学んだLittle Blue & Little Yellow を披露してもらった。

凄い、凄い。
言葉が、話の泉から湧いてくるみたいに滑らか。
聞く人の頭の中に、文が文字でなくイメージとしてスルスル入ってくる感じ。

読んでいる参加者ひとりひとりの顔が、あたかも登場人物の表情になっているようなのも印象的だ。
圧巻は、読んでいる人自身の楽しそうな空気。
こういう状態になっている人たちを、「伝文師」とでも呼ぼうか。
聞いている方も、楽しくなる。

リードアラウドって、こういうことなのである。
こういう人を楽しくする読み方と、ちょっとしたオリジナルな指導法で、英文の絵本であっても、英語をあまりわからない子どもに、興味を喚起することが出来る。

WS参加のみなさんは、自分に大変厳しい。
だからこそ、世間では「先生」とか「英語の達人」とか呼ばれているにもかかわらず、(「めげる」ことを言われてしまうこともある)このWSに参加している。
お世辞はなし、の時間だ。
自分が一番に納得しなければ、満足の笑みは浮かばない人々の集まりである。

この日、The End と読み終えたときの、みなさんの笑顔は素晴らしかった!
会心の笑み。
そしてわたしも、ニコニコ。

上り調子のみなさんとのWS、1ヶ月後がますます楽しみになってきた。

P.S.1
今回お休みした人は、次回のテキストThe Giving Treeの他に、Merry Chrismas,〜をナレーターを具体的にイメージして読み込んできて下さい。

P.S.2
12月17日の発表会には、途中WSを欠席した人も、読みたい本で臨めます。
ゆる〜いプログラムを作成中です。
コレという本(2011年のWSで使用の絵本)があれば、申し出てさい。

長期欠席のYさん、欠席続きのSさんや、遠方でたまにしか参加できない方々、ぜひ発表会で声を聞かせて下さい!

リードアラウドOG/OB集合!

12月17日のワークショップは、今年の参加者による発表会を予定している。
13:30~16:40 ワークショップ会場で行われるが、朗読だけでなく、「さくら」生徒を前にしての模擬リードアラウド、芸達者な参加者たちによるReaders’ Theater ありの、楽しいものにしようと思う。

 数年前に遡り、これまでWSを1回でもご一緒したことのある方、初級朗読クラスを受講した方、スクールの親子クラスに参加された親御さん、元研修生、どうぞ今年の成果をご覧あれ。

小さな会場なので、お越しの節はご一報を。
万が一、満員になったときは、お断りすることもあるかもしれないので、早めにご連絡をお願いします。

リードアラウドや英語教育に一家言あるみなさんの目前で演じることが、受講者たちの、そしてわたしの力にもなる。

See you there!

『英語ノート』はご存知ですか

英語のコミュニケーションを学んでいるという東京の大学院生から、興味深いたよりをもらった。
日本生まれのカナダ育ちで、高校から日本の学校に通ったとのこと。
現在、修論を書きながら、小学校や幼稚園で外国語活動のアシスタントなどをしている彼女が、ざっくばらんに書いてくれた。

  今学校で使われている「英語ノート」はご存知ですか?
  あのノートを見て私はびっくり仰天でした。あのノートを使ってどんなふうに「コミュニケーションの素地を養う」つもりなのか。と日々感じています。
  嫌々それを使って小学校では授業を行わされていて、それはそれは苦痛です。
  先生方もアシスタントの使い方があまりうまくなく、いてもいなくてもいい状態(つまり発音だけ)であることが多々あります。(引用終わり)

そんな彼女が「絵本を朗読のみならず何回かの授業に展開させてより活発で刺激的な授業を目指し」調べているうちに、このリードアラウドのページにたどり着いたというわけ。

彼女のたよりを読んでいるうちに、先日、書店の洋書売り場で聞こえてきた若いパパとママの会話を思い出した。
  ママ「うちの子も、こんなステキな本を読むようになるのかしら」
  パパ「今は小学校で英語を教えてくれるから、そうなるだろ」
  ママ「いいわねえ……」

小学校の英語教育を、親たちの期待に応えるものにするには、誰が、どうしたらいいのだろう。

末っ子がSome people sayと英語を!

何やら健康食品のチラシの見出しのようだが、わがスクールの親子クラスに参加しているお母さんからのメールからの句だ。

以下、抜粋:
「家でGuess What?を母娘で音読しているうちに、よほどそのページの魔女の顔がインパクトがあったのか末っ子が“some people say”と自分でページをあけて言うようになり、驚きました。文字は読まないから、感覚で?」

解説を付け加えれば、こうだ。
このレッスン日、このお母さんは、スクール生の長女のほかに、預けられなかった2歳半の末っ子次男を連れての参加だった。
その後、帰宅してからの報告だ。

リードアラウドの4つ目の約束として、「(みんなでリードアラウド後)24時間以内に家で誰かに読んであげること」というのがある。
反復練習のためだが、これが家族の関心を呼び、関心を呼ぶと本人もやる気がして、継続がしやすくなるなどの効用がある。

「ほ〜ら、この通り」と、提唱者が嬉しくなるメールだった。
2歳半の子が、将来some people saysかsayかを迷わなくなったりの具体的、定量的な効用の保証はないが、この子の姉であるスクール生は少なくとも、幼い弟が言い出したsome people say を、よく読めるようになったはず。

リードアラウドは、秀作絵本の力を借りて自然に反復練習を促し、このように、全体的にじわじわと英語を子どもに浸透させる……。