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毎月第一日曜日に、葛飾区金町、金町駅の真ん前にある区の施設「カナマチぷらっと」で、乳幼児とパパママを主な対象に、英語絵本を一緒に読んで楽しんでいる。
本は区がこの為に蔵書しているものを、毎回集まった親子に貸し出している。
まだ蔵書が三種類で(今後増える予定)、先日は2度目の『The Very Hungry Caterpillar』となった。
カナマチぷらっとでは、同日に2回セッションがあり、最初の11:30-12:15 は、2歳未満の子どもとパパママがたまたま集まり、午後13:00-13:45の回は、4歳と小3の子どもと2歳未満児とパパママという幅の広い層が。それぞれ5〜10組程度の参加で賑やかだった。
本書では、各ページのキーワード(キーフレーズ)を2〜3個厳選し、キーワードだけで本の内容を伝える、という大胆な読み方に挑戦している。
日本語でも言葉らしい言葉がまだ発せられない子どもが集まった午前組と、小学生が混じる午後組で、本は同じだが進行やアクティビティは違ってくる。
なかなか、こうしたその場での対応には知恵を使うので、多少緊張する。
歳による理解度や根気の違い、親の期待の差などを、その場の顔ぶれで測って、飽きさせない進行やアクティビティの導入などを、即興で実行しなければならない。
この日、嬉しかったのは、ぐずった子がいなかったこと。それぞれの家庭で、子どものご機嫌がいい時間に合わせて参加してくれたか、偶然か、感謝したい。
caterpillarこの言葉ひとつを、いろいろな言い回しで語りかけると、幼児がキャッキャッと笑う。まずは、それでよし。
hungry, またはvery hungryとひもじそうに言うと、これまた、かなりうける。みなさんもhungryと言って笑い合う。よしよし。
子どもの笑い声とともに、パパママも「表現すること」に挑戦して、だんだん開放的になって、楽しい場となっていく。
最初のページを繰る。
the moon が目に入る。キーワードだ。ここに感動を乗せる。
「うわー綺麗」の気持ちを英語に乗せる練習。
それと、もうひとつのキーワード、a little egg。
これらを、「ちいさい、かわいい、なんだろう」などの気持ちを乗せて言う練習。
大きい子は、こうした大人の練習にまじって練習する。
ところで、本書の柱は昆虫の蝶の変態である。
a little egg-a little caterpillar-a big fat caterpillar-a cocoon-a butterfly と変態の過程を印象付けたい。
しっかり立てる子どもが多いときは、この4態にふりをつけて言う、お楽しみアクティビティもする。
caterpillar という難しい言葉を、ふりのおかげか、みんなさん随分といい発音で覚えてくれる。
一冊の本を、みなさんと何通りにも楽しむ方法にチャレンジ中!