『絵本リードアラウド認定講師講座』今後の課題その2「滑舌」:2021年度リードアラウド認定審査終了〜リードアラウド研究会

『絵本リードアラウド認定講師講座』2021年度の審査会でみなさんのリードアラウドに耳を傾けていて、ときどきまどろっこしくなったり、せっかくのリズムが崩れたりして「もったいない」と思うことがあった。そこでの問題は「滑舌」だった。

今後の認定講師講座の課題のひとつ「語尾」については前回書いたとおり。もうひとつの課題、滑舌も挙げておこう。

滑舌がいいリードアラウドは、強調したい言葉が、記憶に留めてほしい音が聞き手の耳に入る。また、滑舌がいいと、緩急を楽しいくらい自由に変えられる。たとえ早く読んでもはっきり聞こえる。表現に適した速さで読んで、ちゃんと感情を乗せられるのは、滑舌ができているからこそでもある。

表現の幅を広げる術のひとつとして、演劇人が練習する滑舌は、リードアラウドを学ぶ人にもやはり必要だろう。これまでも取り入れてきたが、2022年度の認定講師講座(用賀オンライン)でも、機会があるごとに少しずつでも演習していきたい。

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