2021年前期リーディングアセスメント終了:その2〜キッズブックス英語スクール

英語圏G4レベルでアセスメントをした、英語学習歴4年以上の生徒たちが、順調に伸びているには、わけがある?

 

多分、その秘訣は指導に取り入れている、シャドーイングではないかと思う。

第二言語習得論でも、その効果がいわれているものだ。

レッスンでは毎回、Lexil(英文の難易度の指標、0Lから1000L以上まである。『ハリーポッター』シリーズが800〜900L程度)が300~500Lの本を、指導者の生声または録音の声の後について読ませている。

短いものであれば1冊、チャプターブック(いくつかの章に別れた読み物)なら1章程度を生徒は読む。

 

完全な形のシャドーイングは文字を見ないでやるが、わが生徒の場合は、まだ本を手に、手本のすぐ後について声に出して読む、シャドーイングの初級スタイル。

 

それでも最初のうちはたどたどしく「シャドー」になりきれず、ときどき待ってあげないとついてこられなかったが、近頃では、本人たちも「動く歩道」に乗って歩く気分のように、すいすい。スピード感を楽しんでいるようにも聞こえ、とても頼もしい。

 

こうして気づけば、ひとりで読ませても、読み飛ばしが多かった生徒はそれが激減し、抑揚なしで「お経のよう」と言われた生徒からは棒読みが消えていた……。

 

素晴らしいおまけは、知らない語彙にヒントをあげれば、どんなことが書いてあったか、それなりに大意もとれるようになったこと。

 

リードアラウドで目指す、fluent reading(読解をともなう表現ある読み)には、シャドーイングが効く!

このことを、はっきり意識できたのも、定期的なアセスメントをしているおかげだと思う。

コメントを残す

CAPTCHA