Covid-19の「おかげ」?〜キッズブックス英語スクール

2020年はコロナ(Covid-19)感染症がきっかけで、スクールもオンラインで授業する時期を持つことになった。また、最初からオンラインでの講座も開講し始めた。

「オンラインで開講」の発想は、Covid-19の「せい」というより、多分「おかげ」といった方がいいのだろう。

 

元は対面授業だった生徒が、しばらくオンライン授業になって、また対面になって、またオンラインに…… となると、対面授業とオンライン授業での、学びの違いに、いやでも気づかされる。

いくつか、親子クラス小学生クラスで見られたその違いを、「オンライン効果」のプラスとマイナスに分けて挙げてみる。

【プラス効果】

・生徒一人ひとりの存在感が増す

集団の対面レッスンでは、静かでみんなの中で埋もれがちな生徒が、オンラインで平等な声の大きさと画面上の面積を得て、クラスの中で以前より目立つようになった。

「こんなにこの生徒は、よく理解している」ということを、指導者は認識を新たにした。対面ではかき消されそうな細い声が、マイクを通してしっかり、そして発音も素晴らしかったりするのが印象付けられる。

 

・引っ込み思案が少なくなる

対面では、多分他のクラスメイトを意識し(しすぎ?)、発言できないことがある生徒も、クラスメイトの存在がそこになくて、自分と指導者の二者だけと感じて、発言が楽になる。

 

・集中する

小学生クラスからは、10分ほどGrammarのワークブックを、解説を挟みながらするが、おしゃべりもよそ見もなく、感心するほど集中するので、時間内に必ず終われる。

 

【マイナス効果】

・やる気を失う

少数派だが、年齢が上(小学生高学年など)でも下(低学年)でも、その気質の子どもがいる。画面に向かって話をすることが、何か本能的に嫌なのか、またはもっと単純に、一箇所にじっとしていられないのか、画面で視線が合わせず、やる気を起こさない。

親がいる空気が嫌なのか、機械に慣れればいいのか、年齢が上になればいいのか、原因不明。

 

・アクティビティが楽しくない

知っているだけでは、なかなか使えない英語を、反射的に口に出せるようにする、英語運用のアクティビティを、対面授業では行うが、これが楽しい。体を使いながら、英語を「口走る」。遊びに見えたり感じるが、実は英語を使えるようにするための理にかなった学習法だと思うし、生徒たちもハッスルする。

ところが、オンラインではこの楽しさ、興奮の再現が難しい。どうも生身の人間の「意識の塊」のようなものが、サイバー空間で消えてしまうようなのだ。

あまり楽しくない。やりようはあるはずで、こちらの研究不足だろう。でも、生身の人間と言葉を交わすことで刺激を受ける脳の部分はあって、それが喜びと、語学学習にかけがえのない作用をもたらすものなのかもしれない。