英語絵本愛好家の前で、お気に入りの英語絵本を朗読する、ブックハウスカフェ主催「英語絵本deナイトOpenMIC」の第2回目が12月13日に無事終わった。
リードアラウドをしている面々以外の参加も増えたおかげで、一般の「英語絵本の朗読」の考え方や捉え方を知る、よい機会にもなった。
リードアラウド研究会およびカルチャーセンター「声に出して読む英語絵本」クラスのみなさんは、今回もかなりの仕上がりだったが、それでもちろん満足することなく、この機会を次の段階へのステップと捉えたい。
良かった点、素晴らしいと思った点は、クラスや講座で会う時にお伝えしよう。
ここに記しておきたいのは、会場にいた子どもふたり(中1と小五)の反応。
ふたりとも、1冊ずつ、大人に出せない味を出し、本当に達者に読んでくれたが、その他の時間も長いこと行儀よく会場にいてくれた。
とはいえ、朗読を聞きながら様々な表情を見せる。子どもの表情には、大人より嘘は少なく、それを見て「ウケたか」がよくわかる。彼らの表情を「リトマス試験紙」として、密かに観察させていただいた。
この子たちにウケてるな、少なくとも聞いているなと思われた朗読には、共通項がある。
メリハリのある、通る声での読み。発音的にはちょっと訛りがあっても、メリハリというかエネルギーが伝わるものは、聞いてくれていた。
本文が長いと、いくらメリハリをつけてもパターン化したり、行き当たりばったりになりやすいが、そうなると感度が高く、正直者の彼らの目は、遠いところを泳いでいるようだった。
飽きさせないために、同じ本で読む人、声を変えるのは、いい作戦だ。
長い絵本を読む場合、よほどの力量がない限り、グループがいいだろう。
観客に向かって語りかける、または掛け合い的な朗読も、よさそうだった。
ぼおっとならない。その場合、読み手が中途半端に恥ずかしがっていると、観客の方がムズムズ恥ずかしくなってしまう。
どかーんと自信たっぷりに呼びかけたりするのが、成功していた。
さあさ、みなさん。
またまた精進して、もっともっとお世辞のない、子どもの生き生きとした反応をいただけるリードアラウドしましょう!
Thank you, ブックハウスカフェ!