絵本リードアラウド認定講座第7回報告:パパ・ママにご指南する〜リードアラウド研究会

「キャラクター造型について」より続く

Hop on Pop

親が『Hop on Pop』を、子どもにどう読んで楽しませるか。親を対象にした「読み聞かせ(声高に言わないが実質はリードアラウド)」指南の方法を学ぶことが、『絵本リードアラウド認定講師講座』第7回のもう一つのテーマだった。

これまで書店などで開催してきた親向けの講座で受けた、相談や質問、反応などから固まってきた手順や方法を、紹介・演習した。

想定する親が読み聞かせる対象は、0から2、3歳までの子ども。子どもが見聞きする、初めての英語絵本になることも多いだろう。

親が案じるのはどういうことだろう。わたしたち指導者は、それをしっかり把握しておきたい。そして、納得のいく答えを分かりやすく伝えたい。

「自分たちの日本人なまりの英語で読み聞かせてもいいのでしょうか」

「CDなど音源を使った方がいいでしょうか」

といった質問には、必ず答えを用意しておくべきだ。

今回、初めての参加者もいたので、おさらいをしながら行った。ベテランの域に入るリードアラウド認定講師が、意外と自信なさそうな話し方だったり、内容にツッコミどころが多かったりしたのは、予想外だった……。

今後は、危機感を持って、力をつける演習を工夫していきたい。認定講師全員が、「そのご質問、待っていました」と第二言語習得学(論)を踏まえて回答できるようにしたい。

大反省。

指導の進め方については、リードアラウドとしての型がはっきりしてきたので、踏襲しやすくなったのではないだろうか。

つまり、絵本の絵をよく見て語り合い、「普通に読んでみましょう」の時間を作り、目玉の表現練習の時間に移る。

シアターゲームから拝借した「Word Ballゲーム」を使った、言葉に感情表現を乗せる練習は、『絵本リードアラウド認定講師講座』の演習でおなじみ。リードアラウドのベテランたちも、この指導は心配がなさそうだった。

今後は、つど使用する本に合わせて、ゲームを自由自在にアレンジし、自分から楽しめるようになると、さらにいい。

リードアラウド歴が短かったり、ブランクが長かったりすると、表現を指導する者として、感情表現が貧弱だったり、物足りなかったりする。

今回の演習でも行なったエネルギー放出と、感情のバラエティを思い出して、指導者としてエネルギッシュに、より細やかな感情を表現できるよう、『絵本リードアラウド認定講師講座』の演習を工夫していきたい。

絵本リードアラウドで教える英語教室のカリキュラム

絵本リードアラウド認定講師講座 2019

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