英語絵本を楽しみながら、音読から解読、読解、そして自分たちも表現豊かに読む力(reading fluency)をつけるクラス3つ。
「どんな話だと思う?」、まずは表紙や裏表紙などだけから想像させ、自由に生徒に発言させる。
発言に、ちょこっと助言して本筋に触れる。
あんまり「教えられた」という気にさせたくない。
英語を始めて3〜4年目、だいぶ本が読めるようになった「親子クラス」では、近は、「小学生クラス」同様に、本文をシャドーイングすることがある。
先生が表現をつけて読むすぐ後を影のようにつけて、マネするように読む。
そしてシャドーイングで読んだばかりの本文について、要所要所で質問する。
「どうなったの?」「どこに行ったの?」5W1Hはできるだけ英語で尋ねる。
まだ、「間違えたらどうしよう」と心配そうな表情を見ることがある。
先生たちは、どんなことでも発言してくれたら「Yes」、そしてちょこっと他の見方を「and」でみんなに紹介する心算だ。「正解はこれ」なんて決めつける気はないから、心配しないで。
自由に発言がするのが好きな生徒が、あーだ、こーだ、悪ノリするときもある。
聞くだけで楽しいのと同時に、大抵は本質をついているのには驚かされる。
いい絵本は、子どもにとても優しい。
子どもによくわかる本質だから。
そして、何通りかに汲み取れる、自由度の大きい話だから。
ときに見落としや、見間違え、聞き違いなどもあるかもしれない。でもそれはだれにでもあるし、それでも発言してくれたら
「ああそうか、そういう考え方もあるかも?」と、先生たちは思っちゃう。
だから、まずは言ってみて欲しい。
何しろ、生徒の発言を聞くのは楽しみで、それをどう料理して役に立つようにお返ししようか、こちらも感受性を高めているからね。