認定講師審査会【大阪】報告その2〜リードアラウド研究会

審査会では、指導力もみる。会場の大人を今回は「小学校低学年」に見立てての模擬指導を、『A Big Guy Took My Ball!』『We’re Going on a Bear Hunt』で。

指導力の審査では、どんなところを見ているか。ここにまた、わたしが書いた所感をいくつか挙げる。

認定の「Reader」レベルの審査の所感。

生徒の意見を拾い、andで繋ぐことがうまくできていた。生徒がすべきことの指示もわかりやすい。大づかみさせる質問は、分析を踏まえて出せるといい。

 生徒とのやり取りで進行する方向性は見えたが、語ってしまう場面もあり、今後に期待する。

「Associate Instructor」審査では、こんなところを見ている。

 リードアラウドの約束は安定して指導でき、少し余裕も感じられた。本文の内容への伏線的な発問などがあると、生徒はもっと大づかみでき、読解を進められるだろう。テーマ的な発問など、分析を参考にタイミングよく挟みたい。感情表現を練習させるアクティビティなどを挟み、指導に厚みがでたのはよかった。

 自らが解説するのではなく、生徒に発見を促すこと。また、生徒の発言や反応を聞き逃すことがあるので、うまく拾い、Yes,andして活かせるようにしたい。


そして、「Instructor」審査ではこのよう。

表紙からの導入や、リードアラウドの約束のデモンストレーションをはじめ、発問で授業を進めることができ、そつがなく安定していた。特に生徒の答えや反応をよく拾い、これまで以上によくYes,andを心がけていたのが分かった。即興的にアクティビティを挟む余裕もできていた。

 伏線を敷くなど、計画が練られており、高学年の授業にも対応できる。

 なにかの拍子に、進行を急がなければならなくなった場合、 与えられた時間でツボを拾いつつ、臨機応変にまとめることができるとさらによい。

みなさんそれぞれが、こんな(自分のではなくとも)審査の所感からでも、今年度の目標をみつけて、より表現豊かな朗読とより深くかつこなれて楽しいいリードアラウド指導へと進めていくのもいいかもしれない。

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