『Snow』は名作~キッズブックス英語スクール

絵本を表現豊かに読むこと(リードアラウド)を通して、英語を総合的に学ばせよう、というオリジナルな英語教育方針のわがスクール。その親子クラスで、今年の1月は『Snow』を読んでいる。

毎年のように冬になると、どこかでリードアラウドしてきた本だが、なぜ「毎年のように」なのかと言えば、あきないからだ。

いつも子どもが、それなりに食いついてくれるし、一緒にいる大人は「発見」があったり、「童心」を思い出せたり、何かしら楽しさを感じるのである。

これまで一緒にこの本を読んだ子どもは、100人近いかもしれない。

そのうち「雪がきらい」と言ったのは2~3人だったと思う。この本には、そんなたいていの子どものsnowへの喜びが描かれていて、子どもはとても共感する。

「It’s snowing!」

主人公の少年があげる喜びの声だ。

この台詞を、子どもはなんと上手に読むことか。それに比して、指導者も含めて大人の、この台詞の響きが悪いことといったら。雪が「やっかいで、降ってくれないほうがいい」というこれまでの経験からの現実的な気持ちが、どうも心を濁らしてしまうようだ。

どの子どもも、いつも、毎回、「It’s snowing! 」を素晴らしい表現で読む。その声を聞くだけでも、わたしたち指導者は

「ああ、この本にしてよかったなあ」と思う。

子ども万歳!

『Snow』万歳!

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