絵本リードアラウド認定講師講座第六回報告:その2〜リードアラウド研究会

今回の課題書『How the Grinch Stole Christmas?』は、これまでのリードアラウド史上、一番か二番かに長い話だ。

語数が多い上、主人公のキャラクターが濃く、作者の筆致は押韻につぐ押韻で、執拗だ。こんな本のリードアラウドに必要なのは、stamina。

体調が悪いとstaminaが欠乏し、集中が切れる。体調がよくても、通し読みの練習が足りなければ集中が切れる。まあ、マラソンのようなものか。練習で走り込んでいないと完走できない。こんな大変な本なのに、認定講座参加のみなさんは、大善戦だった。ただ、まだポチポチ表現の取りこぼしが出ることもあり、それがstamina切れのサインだった。

Staminaをさらにつけるにはどうするか。

運動と同じで、負荷をつけて120%の力がでるよう練習するのだ。そうしておけば本番で、力が落ちても100%になる。

今回、本書を仕上げた実力者のみなさん。これを読み通し表現できるのだから、他の典型的な絵本ならstaminaは、かなり余裕シャクシャクになったと思っていいだろう。

今後、しばらくして力が落ちたかも、と心配になったら、この本を軽く2〜3度読んでみよう。みなさんなら、すぐに持ち直せはずだ。

今年のクリスマス、「Christmas is not coming from stores」のメッセージを掲げ、どこかで読む機会を自分で作ってみたらどうだろう。あ、その前に、10月の講座でもう一度、ご披露願います!

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