半年に一回、Reading Fluencyのアセスメントを生徒に行なっている。
早いもので、また半年が過ぎた。
全員がG1(北米の小学1年生)以上のpassage(問題文)が使えるようになった。
1分で正確に読める語数、読んだ語の正確度は、確実に伸びた。スクールで学んだ年数にほぼ比例しているのも、当たり前といえばそうだが、やはり興味深い。
いろいろいい変化はあるが、英語を始めて2年以上の生徒についての一番の変化は、読むときに緊張して硬かった表情が、和んできたこと。ときには誇らしげ。そして、指導者が読むのを聞く場面では、始めた頃の英語を聞いても何も頭に浮かばない「真っ白」という表情がなくなった。何かがひらめいた瞬間瞬間の知的な目の動きが観察できたのは嬉しい。
アセスメント用の文章を読み聞かせたあと、「今、聞いた話で覚えていることを話して聞かせて」と読解の程度をみる。この質問では、励ますとぽつぽつ書かれていたことに関する言葉が出てきて、内容理解が少しずつ進んできた。たいへんな進歩だ。
実際の学年は小学校1年生と2年生の生徒たち。週1回程度の英語を始めて2~3+年で、ゼロからここまで力をつけられて素晴らしいと思う。
1年ほど前から、少し比重を増やした語彙学習も、語彙力アセスメントが2〜3ポイントアップにつながったのかなと思う。
これから次の半年の目標は、特にsight wordsの完成がまだの生徒はその継続と、課題書とミニブックをより表現ある読み方に導くこととする。
「表現豊かに読めること(fluent reading)と、読解力には確かな相関がある」というのは最近の研究でも確かめられた。ただ読み下せてよしとせず、読解に基づいた表現を指導したい。
毎レッスンが指導者にとってのチャレンジ!