英語絵本リードアラウド認定講座第4回報告その1:前回の復習から~リードアラウド研究会

リードアラウドの認定講座では、基本である姿勢、呼吸、発声、滑舌などをひととおり確認、練習したあと、前回の課題書のプレゼンテーション。

 

約1ヶ月で、どう磨いたか。各自、どきどきのお披露目だ。

 

『Mr. Rabbit and the Lovely Present』を全員が数場面ずつ読んだ。

 


おお!

一番の成果は、登場する3者(少女、ウサギ、ナレーター)の声が、3人きちんと違う人物だと聞いてわかるようになったこと。

 

これだけでも、聴衆にとって話がずっとわかりやすくなる。

 

次に、変化が見られたのは、言葉ひとつひとつに対する神経の持ち方。
新人ほどその変化が大きい。

ただし、まだ漏れ(感情があやふや、無意識など)または、不自然だったり違和感をかんじさせるところがある。

 

「年期」がここではものを言うようで、ベテランはこれらの漏れが少なくなっている。

ただ、不自然さや違和感は、「年期」にかかわらず出てしまうこともある。
ベテランにはそれをたいていは聞き分ける耳ができているはずだから、録音を聴いてみるといい。
新人は、機会をみて力を貸します!

 

最後、キャラクター造型上の変化。

みなさんが努力はしてくれたらしい。

努力の痕跡?がところどころに見える人と、かなり全体的になって物語が立体的に見えてきた人まで、造型の完成度にはばらつきがみられる。

 

少女キャラ。
子どもで「無垢」、言葉を変えれば比較的「単純」なキャラクターなので、かなりいい線までそれぞれたどり着いていた。大進歩!

声の若さ、清純な少女らしさは、より現役に近い人たちがやりやすいかもしれないが、それでもただ声を出せばいいわけではない。
本年度の「若者」受講者たちは、ちゃんと意識してこの本に合った少女になっていた。

先輩たちも、でも負けていなかった。

たとえばHさん。気持ちのいい素敵な少女の声。口調もあと一歩、少女らしさを加えるとさらに素晴らしいものに。
さて問題は、ちょいと難しいキャラクターのMr. Rabbit。

この男、何者か。

 

ミステリアスでもあり、性格的にも根はいい人だがそれだけでもなく、皮肉屋なのか、どこか曲者間がある。

 

そこのところが、RさんのMr. Rabbitからは醸し出されていた。よかった!

 

ただの「おじさん」という括りで、のっぺり2D的なMr. Rabbitが跋扈していたかな。

 

みなさん、仲間のよかった「芸」を盗んで、さらに自分の芸に磨きをかけて!

半年先の発表会を楽しみにしていますゾ。

 

 

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