英語という母語でない言語で、そのときどきの自分の感情にぴったりあう語彙を選び、その単語に気持ちを100%負わせられるのには、
ごく濃い英語環境で暮らした経験か、浅いのなら長い英語経験
が必要だと思う。そうでない場合は、隔靴掻痒というか欲求不満の状態だ。
たとえば、湯気が頭から出るくらい、破壊的行動に出たくなるほど、かんかんに怒ったとき。
ごく普通の日本人の英語知識だと、angry またはせいぜいvery angry くらいしか思いつかないかもしれない。
I am very angry.
でもこれでは、お笑いのネタになってもおかしくないくらい、まぬけっぽい。
そんなときは、furious 。これなら、カッカしたイメージが浮かぶ。
または、嬉しくて興奮したときに、I am very happy?
なんとも、これでは弱い。
もっと、もっと、飛び上がって万歳するくらい嬉しいのだ。
ecstatic!
こう言えば、気持ちが収まるだろう。
実際に、こういう場面を経験し、そこで的確な語彙を仕入れられればいい。
でも、例えば1年の留学では、出会う場面の種類がそう多くない。
日本で英会話学習でスキットを練習しても、
状況設定が非現実的だったり、
感情表現をともなわない読みや暗記だけだったりで、
ある程度長く学習しても、当意即妙な英語にならず、いつも欲求不満を抱えることになる。
それではどうしたら、日本にいながら、
そんなに濃くない英語環境で、
自分の感情にしっくりくる英語語彙を身につけられるか。
本だ。
特に絵本が、長すぎず、場面がつかみやすく、使い易い。
それを、少し大きめの表現をつけて、
繰り返し、
声に出して読んでいくこと。
そうだ、リードアラウド!
リードアラウドの力を、もっと上手に言葉で表し、より多くの人に伝えたい。
*英語絵本大人セミナー
*朝日カルチャーセンター「声に出して読む英語絵本」講座
*英語のプロにはこちら
*子どもたちにはこちら。
感情など形容詞の表現練習に使って見て、よかった本:
濃い英語環境