先生の英語、ゆっく~り過ぎない?〜リードアラウド研究会

小学生のクラスで、ユーチューブで見つけた音楽ビデオ(One Was Johnny)に合わせて歌おうとしたところ、ところどころ速すぎてついていけない。

そこで、ユーチューブにある「機能」で、速度調整をいじって、0.75にしたところ、やっとみんなついていけるようになった。
25%減の速さでも、たぶん(日本の)世間では「速い」と感じるのかもしれない。

これで付いて来られる、わが小学生たちは大健闘していると思う。

このエピソードで思ったことがある。

日本で教わる英語、ちょっと言う速さが遅くないか?

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この速さ(rate)。
不自然な遅さ、日本人の先生はもとより、英語圏の先生にも特徴的だ。
周りがみんなそうだから、不自然に感じていなくて、「ナチュラルスピード」とか言ってしまっているのかも知れない。

でも、英語圏に行ってみたら、英語圏の空港に足を一歩踏み入れただけでも分かるはず。
日本での英語がなんと「親切」だったことか。

現地で「ナチュラルスピード」はたとえば、こんな感じ。

そういえば、Sesame Streetのキャラクターたちもナチュラルスピード。

               

以前、いわゆるネイティブの人たち、ひとりならず何人もから、面白い話を聞いた。
日本でしばらく英語を教えて母国に帰り、家族や友人に再会したところ…

「英語がヘン」
「下手になった」
「その英語、どうしちゃったの?」

などなどと、言われたという話だ。

どういう英語かというと、
1. ゆっ〜くり
2. 一語一語単語を確認するような、独特ののたりくたりした抑揚がある

「英語の先生英語」とでも呼べそうな特別なクセのある英語だ。

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ということからすると、
「ネイティブの先生」も、もしかしたらナチュラルな英語を使っていない?!

もちろん、「ネイティブの先生」にならう日本人の英語の先生もしかり。

そしてこうして日本で英語を習った生徒は、まじめで勤勉な生徒ほど先生のコピーになる。
つまり、ゆっく〜り。

英語がよくわからない生徒に分かりやすく話そうという、親切心からなのだが、その英語に慣れていると、本場で速く(ナチュラルスピードで)話されると聞き取れない。

そして、話したり読んだりすると「ヘン」と言われてしまうことも。

つまりは、不親切をしてしまっていることになる。

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では、英語指導者としてできることはなにか?

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日常的に、英語圏での普通に近い速さの英語を使うよう努めること!

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「速く言ったり読む(英語圏のナチュラルスピード)」ことは、子どものクラスでは一種の遊びにもなる。

チャレンジしようと、やる気を起こす子ども、きゃっきゃ笑う子ども。

早口遊びの感覚だろう。
みんな楽しんでくれる。

「英語を英語圏でのナチュラルスピードで言う、読む、それらを聴く」アクティビティはいかが?