小1「英文作り脳」進化中〜キッズブックス英語スクール

英語を始めて3年から4年たった子どもたち。
「英文作り脳」が猛烈進化中だ。

When Sophie Gets Angry- Really, Really Angry... (Caldecott Honor Book)

『When Sophie Gets Angry – Really really Angry』をリードアラウド。
かんしゃくを起こした主人公のSophieがしたことは……。
けったり、つかんだり、吠えたり、パンチしたり、走ったり、登ったり……。
動詞のオンパレード。

そこで、「Aという主役(名詞)がなにかをする(動詞)」という文の構造に気づかせ、使えるようにしようと、リードアラウドを楽しむことと平行して裏テーマを考えた。

動詞を強調し、実際に動作もしてみて、身体に覚えさせつつ、こんなことをしている。
「Silly Sentences ゲームカード」(※残念なことに絶版になってしまった)を使った文章作りだ。

まず、動物の名前の札と、動作をかいた札に分けさせた。
小1は、さすが。
未就学児だとまだ発達途上の、カテゴリー分け能力がついている。
名前の札には「n(noun)」、動作の札には「v(verb)」と小さく書いてあり、それぞれ色違いになっていることにすぐ気づいた。
それからの分類はあっという間。

さて次に「Aという主役(名詞)が、なにかをする(動詞)」という文を、カードを使って作らせた。
例えば、「Penguins fly.」。
「動物(複数)+ なにかする」の文だ。
楽勝!

このカードはうまくできていて、「ペンギンが空を飛ぶ」のようなありえない場面をあらわす文にもなり、笑えるのだ。
ここまでが先週行ったイントロ。
今週は、さらに「A」に修飾語と形容詞をつけて、三語文を作ることに挑戦。

「Hairy pigs wiggle.」
「え〜、毛むくじゃらのブタがくねくねするって?」
変だ。
だんだん、もっと変にしようと、子どもたちは工夫して組み合せに凝り始める。

楽しめるが、ここで指導者は油断できない。
女子なら、文で表現された様子を想像して笑って、満足してくれるかもしれない。
でも、多くの男子(と一部の女子)にとって、この手の満足は一瞬で終わる。
その先というか現実的というか、競争の要素が必要になるようだ。

ということで、さあ、次回からは、「and」のカード、ワイルドカードを導入し、より長い文作りを競わせてみよう。

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